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予防歯科について学びましょう

2024年5月13日

こんにちは。江坂市「はやし歯科クリニック」です。

今回は、「予防歯科にいつて学びましょう」についてお話していきたいと思います。

予防歯科というワードは聞いたことがありますでしょうか。

予防歯科って定期検診と違うの?という疑問が浮かんでくるかと思います。

また、予防歯科の目的はなんなのでしょうか。

なんとなく予防歯科についてイメージはできる方もいらっしゃるかと思いますが、はっきりとした目的や必要性について、あまり知られていないように感じています。

そのため、今回は「予防歯科とは何か」「予防歯科は必要なのか」「予防歯科で行うこと」「予防歯科は何ヶ月に一回通えばいいか」についてお話していきます。

この記事を読むことで、予防歯科の重要性や患者様の生活をより豊かにするきっかけ作りになるのではないかと思います。

どうぞ最後までお読みになって予防歯科について一緒に学んでいきましょう。

予防歯科とは何か

予防歯科とは、歯の健康を妨げてしまう2大原因のトップである歯周病や虫歯を、歯科医師や歯科衛生士が行う「検査」「ケア」「指導」のことを指します。

日本の歯科医院へいく目的で最も多いのは「治療」のためですが、欧米で最も多いのは「歯の健康診断」です。

その差から70代〜80代では欧米と比べて健康的に維持できている歯の本数がはるかに少ない結果が日本の傾向になります。

そのため、自然歯が維持できなくなり、抜歯する必要になってしまう方は、食事や会話に不便をしているということになります。

世界のなかでも日本は長寿国であり、健康的な生活を送っているように感じる傍ら、歯の健康を維持できている方というのは、長寿国関係なく、日本は非常に後進国であるのです。

日本では、「歯に異常がある時」や「歯が痛むから」という理由を持って歯科医院に訪れる方が多く、予防する目的として歯科医院に足を運ぶ人はかなり少ないです。

みなさまはどうでしょうか。

どんな時に歯科医師にお口の中を見てもらうことが多いでしょうか。

きっと、誰もが「ケアのため」というよりは「治療のため」の方が多いはずです。

また、日本では自己流でしっかり歯を磨いているから大丈夫と感じている方が非常に多く、そのため、磨き残しから虫歯になってしまう方も多くいらっしゃいます。

歯の健康の維持のために、歯を大切にする習慣やケアすることを予防歯科は行っております。

これらがしっかりできていることで、元気な歯を維持し、歯のトラブルを未然に防ぐことが可能になります。

痛みが出てから治療するということを繰り返してしまうと、いつか患者様の自然な歯はなくなってしまう恐ろしい結果にもなりかねません。

定期的に歯科医院に通うことで健康的な歯をキープしていきましょう。

予防歯科の必要性とは

予防歯科の必要性。

「予防歯科とは何か」の部分で軽くお伝えしましたが、予防歯科の必要性は上記でお話した以外の理由もたくさんございます。

人生100年時代と言われる時代ですが、歯の健康を維持できている日本人は非常に少ないです。

そのため、健康的な生活を維持するためには、歯の健康を維持することに繋がっていきます。

歯は、お食事をするためだけではなく、会話をするためにも歯は重要な役割をもち、また歯の健康は全身の健康にも繋がってきております。

歯の健康が身体の健康につながることは、具体的にどういったメリットに繋がってくるのか。

それは、歯の健康を維持することで、認知症のリスクを減らせるといった結果が出ています。

歯の残存本数が少ない人ほど、

・脳の海馬(記憶の形成と空間認識を関与している脳の領域の一つ)と

・前頭葉(意思決定や計画の形成に関与している脳の領域の一つ)

の容積が小さくなり、認知症のリスクが高まるということがわかっています。

また、歯の残っている本数が20本未満で、入れ歯を入れていない高齢者は認知症のリスクが約2倍になるという研究もあります。

認知症になってしまうと、自分自身が一番落ち込んでしまいます。

さらに、虫歯や歯周病は、恐ろしいことに体内の病気の発症にも関与する可能性があります。

高齢者に多い誤嚥性肺炎は、歯周病菌が肺に侵入して発生します。

歯から起きた病気が、全身にも影響を与えかねないということです。

さらに歯周病と糖尿病は相反することはなく、悪影響を与えてしまいます。

このように、歯の病気を定期的に予防しないことは、後になって生活に支障が出てしまうということに繋がります。

予防歯科の重要性についてご理解いただけましたでしょうか。

当院では予防歯科の受診も承っておりますので、お気軽にご相談ください。

予防歯科で行うことは、

・歯周病検査

・レントゲン検査

・口腔検査

・歯周ポケット検査

・出血検査

・動揺度検査

これらの検査をした上で歯石を見つけた場合は除去作業を行います。

歯のブラッシングは60%しかクリーニングできていないと言われています。

そのため、歯に残ってしまった垢のようなものを検査をした上で除去していきます。

また、動揺検査やレントゲン検査を行った上で、治療が必要と判断した場合は、治療を行います。

また、予防歯科では歯のクリーニングも行っております。専用のクリーニングペーストを歯に塗り、歯の表面をクリーニングしていきます。

そして、ブラッシング指導も行っております。

毎日のケアはご自身で行う必要があるため、歯ブラシの使い方やブラッシング方法をお伝えしております。

正しいブラッシング方法を身につけた上で、歯の寿命を伸ばしていきましょう。

予防歯科の予約を受け付けておりますので、気になった方はお問合せください。

予防歯科は何ヶ月に一回通えばいいのか

予防歯科は一般的な歯科の意見としては、予防のためには年に1回から2回の歯科検診が推奨されます。

しかし、個々のお口の状態やリスクによっては、歯科医師がより頻繁に来院を勧めることがございます。

例えば虫歯の傾向がある場合や歯周病のリスクが高まっている方というのは、通院の回数が増える場合があるということになります。

適切な頻度は、個々のお口の状態やリスクファクターによって異なるため、具体的なアドバイスは歯科医師に相談することが重要です。

歯科検診とプロのクリーニングを通して、予防歯科の基本的なケアを受けることが、良好なお口の状態を維持する上で大切です。

 

まと

いかがでしたか?

予防歯科がどんなことをしているか、ご理解いただけましたでしょうか。

予防歯科の重要性や、海外との歯の健康の意識の違いなど知識を深めることができましたでしょうか。

自己ケアでは行き届かない部分は、歯科医師や歯科衛生士にケアをしてもらうことが、健康的な歯を維持することに繋がります。

それから身体の健康も維持されていきます。

虫歯や歯周病は誰もがなってもおかしくないお口トラブルの代表例です。

しかし、それを未然に予防することは可能になります。

定期的な検診が早期発見、早期治療に繋がり、予防歯科によって、さらに健康的な歯を保たれます。

正しいブラッシング方法を伝授するためにも予防歯科を受診してみましょう。

最後まで読んでいただきありがとうございます。

また次のブログでお会いしましょう。

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