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口臭が気になったら、まず歯医者へ!

2024年7月15日

こんにちは、はやし歯科クリニックです。

皆さん口臭が気になったりする場面少なからずあると思います。

自身で歯ブラシしたり、スプレーやガムを使用したりしますよね?

あまり知られていないのですが、歯医者でも口臭治療できるのです。

まずは、口臭が発生する原因を説明します。

 

 

1.生理的口臭

唾液の分泌量が減る起床時、空腹時、緊張時に起こる口臭のことをいいます。

これは、誰にでも起こり得る口臭です。

歯磨きをしたり、水分や食事をとったりすることで改善していきます。

また、女性の場合、月経や妊娠で口臭が強くなることがあります。

これは、ホルモンバランスの変化によるものなので、月経後•出産後に口臭改善していきます。

2.飲食物・趣向品による口臭

にんにくやネギなどの臭いが強い食品や、アルコールやタバコなどの趣向品を口にすると特有の口臭がします。

これは、時間の経過とともに口臭改善していくため、治療の必要はありません。

3.ストレスによる口臭

強いストレスによって唾液の分泌量が減少すると口腔内の自浄作用が弱まり、口臭が強くなります。

ストレスが軽減することで口臭も弱まるため、特に治療の必要はありません。

4.心理的口臭(仮性口臭症、口臭恐怖症)

口臭があるわけではないのに、「自分は口臭が強い」「自分の口臭で周りに迷惑をかけている」と思い込んでしまう症状のことです。

まずは歯医者にて口臭検査を受けてみましょう。

本当に口臭が強いのかを視覚的に判断することで精神的に安心します。

また、心療内科などでカウンセリングを受けて、原因となる悩みを解消することが口臭治療になることもあります。

5.病的口臭

口臭の原因で一番多いのが「病的口臭」です。

この病的口臭は歯医者でしか治せません。

歯周病やむし歯、歯垢、歯石があることで唾液が減少し、口腔内が清潔に保てず、口臭が強くなります。

また、加齢に伴う慢性的な唾液の減少、入れ歯の手入れが不十分などで口臭が強くなります。

蓄膿症など鼻やのどの病気、呼吸器や消化器の病気、糖尿病、肝臓疾患など体の不調や病気によって起こる口臭もあります。

口臭には様々な原因が重なっていることが多く、歯医者での検査や治療を組み合わせて口臭改善していくようにアプローチするのが重要となります。

病的口臭について

歯医者で治療できるのは、主に病的口臭です。

次に、病的口臭の原因について説明します。

1.虫歯

虫歯ができると歯に穴が開きます。その穴に食べカスや汚れが詰まり、細菌が増殖し、口臭となる臭いが発生します。

虫歯が神経まで達すると、強い痛みと強烈な口臭が発生します。

虫歯が進行してしまうと、神経が死んでしまうことがあります。

 

 

2.歯周病

歯周病になると、歯茎から膿が溜まったり、出血することがあります。

膿や出血から強い臭いが発生し、それが口臭となります。

さらに、重度の歯周病は歯が抜けてしまうことがあります。

 

 

3.歯垢、歯石

歯垢には、虫歯や歯周病の原因となる細菌がたくさんいます。

この歯垢を放置することによって、強い口臭となります。

歯と歯の間に歯垢は溜まりやすいですが、実は歯の表面にも付着します。

歯の表面は、ツルツルしていそうですが、少し凹凸があり、そこに歯垢が付着します。

歯垢を放置することによって、歯石となり、虫歯や歯周病、口臭の原因となります。

 

 

4.舌苔(ぜったい)

舌苔(ぜったい)とは、舌の表面にある凹凸に食べカスや細菌などが垢のようにたまって堆積したものです。

舌苔は細菌がとても多くいて、強い口臭の原因となります。

 

 

5. 詰め物・被せ物が合っていない

詰め物・被せ物が合っていなかったり、劣化により穴や隙間が生じると、汚れや細菌が溜まります。

銀歯は長期間使用することによって変形や細かな傷がつきやすいです。

また、被せ物と歯を接着させる接着剤は、日々の咀嚼や唾液によって劣化して溶けていきます。

被せ物•詰め物の小さな傷や劣化によって口臭が発生します。

6.入れ歯が合っていない

入れ歯が適切に合っていないと、その部分に食べカスや細菌が溜まり、口臭の原因となります。

また、合っていない入れ歯を使用すると歯や歯茎を痛めてしまうこともあります。

日々の入れ歯のケアを怠ることも口臭の原因になります。

特に、入れ歯のプラスチック部分は色や臭いを吸着し、一度吸着した色や臭いはなかなか取れません。

口臭の予防法と治療法

まず、自身にて行う口臭予防について説明します。

1日3回、食後に歯磨き

口腔ケアの基本となるのは、やはり毎日の歯みがきです。

歯ブラシは鉛筆を持つように持ち、力はあまり入れず、歯ぐきを傷つけないような程度の力で歯磨きをしていきます。

歯と歯の間は汚れが溜まりやすいので、念入りにブラッシングしたり、フロスを使用しましょう。

 

舌ブラシを使用し、舌苔の除去

歯ブラシや歯磨き粉を使用して舌を磨く方もいらっしゃいますが、歯磨き粉は、研磨剤が入っています。

歯ブラシは舌を磨くには硬すぎるため、歯磨き粉は使用せず、専用の舌ブラシを使用しましょう。

舌の磨きすぎは舌を傷つける原因になるため、起床時1日1回にしましょう。

入れ歯の洗浄、手入れ

毎食後入れ歯は水洗いをしましょう。

無理な場合は1日1回は専用の歯ブラシやガーゼで洗いましょう。

寝る前は、水の入ったケースに保管しましょう。

水につけないと入れ歯は変形することもあるので気をつけましょう。

また、3日に1回は入れ歯洗浄剤で除菌しましょう。

口腔内をチェックし、異常がないか確認する

歯茎が赤く腫れてないか、出血•膿が出ていないか鏡を見て、チェックしましょう。

口腔内に異常が見られた場合、歯医者に受診しましょう。

規則正しい生活

早寝早起きを意識して、生活してみましょう。

入浴の際、なるべく湯船に浸かるようにしてみましょう。

38-40℃の少しぬるめのお湯に浸かると副交感神経が刺激され、リラックス効果を得ることができます。

ストレスを溜め込まない

ショッピングやカフェ巡りしたり自分が好きなことをやって、ストレス発散しましょう。

また、半身浴するのもリラックスします。

ストレッチやヨガなど、体をほぐすことでストレス解消していきます。

口臭がストレスの場合、まずは食事を良く噛んで食べましょう。

よく噛むことで、唾液分泌が良くなり、口臭を軽減していく効果があります。

歯医者で行う口臭治療

次に、歯医者で行う口臭の治療について説明します。

虫歯、歯周病の治療

虫歯や歯周病があると、歯茎より膿や出血が発生し、口臭の原因となります。

まずは、優先して虫歯や歯周病の治療から行います。

歯の根本まで虫歯になっている場合は、治療期間が長引くことがあるため、早めに治療しましょう。

歯垢、歯石の除去

磨き残しの汚れや歯垢、歯石の除去をします。

歯周病が進行すると、歯茎が炎症し、歯茎が腫れてくるため歯茎の中まで歯石が隠れてしまいます。

この歯石は細菌や歯茎からの出血が混ざり合って、歯石が黒くなっていきます。

黒い歯石がある部位は、歯周病が進行し、歯茎の炎症が強く、強い痛みや出血が生じます。

黒い歯石は白い歯石と比べて、歯に硬くこびりついているため除去するのに時間がかかります。

入れ歯の調整

入れ歯が外れやすかったり、逆に入れ歯がきつかったりしたら、調整が必要になります。

また、歯がないと歯茎は痩せていくため、入れ歯が合わなくなることがあります。

歯や歯ぐきに当たるところを削ったり、留め具を調整します。

ブラッシング指導

口臭予防、虫歯•歯周病予防として歯磨き(ブラッシング方法)の指導も行います。

歯医者で虫歯や歯周病の治療をしていても、自身で行う口腔ケアを怠ると、なかなか歯の状態

が良くならず治療期間が長引く可能性もあります。

適切な歯磨きが、口臭の早期改善、虫歯•歯周病の予防となります。

口臭を改善するために、日々の自己ケアも大事ですが、虫歯の早期発見と治療が最も重要です。

重度の虫歯や歯周病だと、自己ケアだけでは難しく、完治するのに時間がかかります。

定期的な歯科検診クリーニングをして、虫歯を早期発見治療を行い、口臭を解消していきましょう。

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