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お口トラブルなら口腔外科へ

2024年8月5日

こんにちは。「はやし歯科クリニック」です。

今回は「お口トラブルなら口腔外科へ」についてお話していきたいと思います。

そもそも口腔外科って何を診療するための病院であるか知っていますか?

どんなお口トラブルに対応してくれる病院なのか理解していますでしょうか。

なんとなく聞いたことがある。

けれど、実際はどんなトラブルが起きた時に診断してもらうのか、いまいちピンとこない方が多いのでははいでしょうか。

今回は、そんな方に読んでいただきたいブログになっております。

この記事を読んでおくことで、お口のトラブルが起こった時、患者様自身も困惑することなく、口腔外科に足を運ぶことができると思います。

それでは「お口トラブルなら口腔外科へ」についてご説明致します。

 

口腔外科(こうくうげか)って何?

まずは口腔外科について、ご説明致します。

口腔(こうくう:お口の中)や顎(がく:あご)、顔やその近辺の組織に存在する生まれながらの疾患や、後天性の疾患を扱う診療科になります。

もう少し砕いて説明すると、歯が原因となるものから癌によって引き起こされた疾患など、幅広く診療しています。

さらに、交通事故によってお口周りの外部や内部の損傷によるものや、スポーツでの損傷などの事故によって引き起こされたものや、顎の変形の疾患、神経の疾患、お口の口臭など内部的疾患なども口腔外科が担当致します。

口腔外科が診療することによって、お口やその周辺、顔面全体的な元の美しさを取り戻し、健康的な形を修復する診療を行うことができるのが、口腔外科です。

口腔外科が扱う、具体的な症状や、どんな治療を行っているのかご説明致します。

口腔外科が扱うご病気や症状について

口腔外科が得意とする主な病、疾患について、一覧をご覧ください。

・親知らずを治療するための抜歯や、難抜歯

・口内炎やお口の中の粘膜の病気や炎症

・お口の中の腫れ(嚢胞、腫瘍)

・口腔がん

・顎の関節や噛み合わせによる症状

・顎変形症

・口蓋裂(こうがいれつ)

・顔面の損傷または外傷

・口腔心身症

・インプラント

お口の中から外傷の修復まで、担当するのが口腔外科の役目になります。

これらの症状について1つずつ説明すると共にどんな治療を行っていくのか、簡単にご説明致します。

今お困りのトラブルやお悩み、同じ症状があり、当てはまっているものがありましたら、当院にてご相談ください。

親知らずを治療するための抜歯、難抜歯

重症な虫歯や歯周病によって悪くなってしまった歯を抜く治療や、親知らずを抜くための治療を行います。

難抜歯とは、通常の親知らずと違い、親知らずの生え方や歯の根本の状態が曲がってしまっていたり、歯茎の腫れや炎症が起こってしまっている状態のことを難抜歯と言います。

総じて、歯を抜くための治療を行います。

 

口内炎やお口の中の粘膜の病気や炎症

お口には細菌がたくさん存在し、体調やストレスや疲れによって免疫力が低下すると、発症してしまうのが、口内炎や粘膜の病気や炎症です。

お口の中は、通常ですと赤色です。

しかし、その粘膜が白っぽくなってしまう病気、白板症があります。

この病気は放置してしまうと、癌になってしまうことがあります。

そのため、お口の中の粘膜の色に異変が見られましたら、お早めにご診療ください。

それほど炎症が酷くなかったり、口内炎などの治療は、お薬から治療を始め、再発防止のため、口腔ケアを行っていきます。

お口の中の腫れ(嚢胞、腫瘍)

お口の中の粘膜や顎の骨の中に袋のようなできもの(嚢胞:のうほう)や良性の腫瘍ができることがあります。

一般的に、その袋の様なものの中には液状の内容物が入っており、その内側が上皮によって覆われています。

嚢胞、腫瘍共に良性の疾患になるので、命に関わることはほとんどありません。

治療方法は、嚢胞や腫瘍を摘出する手術を行います。

また、原因になっている悪い歯については、抜歯する可能性があります。

口腔がん

お口の中やその周辺にできるガンのことで、できる部位により、舌がん、歯肉がん、頬粘膜がん、唇がんなどがあります。

小さな炎症に気づいた場合、口腔がんの可能性もあります。

早期発見し治療を行うことが大事になります。

治療方法は、ほとんどの場合、手術になります。

手術以外の選択肢としては放射線治療もあります。

当院は、口腔治療を推進し、患者様にあった最善の治療を見極めて、治療致します。

しかし、大きくなってしまったがんや、頸(くび)やリンパ節や肺に転移してしまうと、治療が困難になり、治しにくくなってしまいます。

少しでも異変や痛みを伴う場合は、当院にご相談し、早期発見、早期治療を行いましょう。

顎の関節や噛み合わせによる症状

顎関節やその周辺の組織に生じる痛みや不快感を顎関節症と言います。

固いものを食べると痛んだり、あくびをした時に痛みを伴ったり、歯ぎしりや食いしばりの癖があったりする場合、顎関節症が発症、または顎関節症である可能性があります。

治療方法としては、筋肉のみの痛みであれば、筋肉のマッサージや温める治療を行いますが、それでも完治しない場合には、マウスピースを装着し、治療を行っていきます。

顎変形症

顎変形症とは、上下の顎が通常の位置とは違う位置にずれてしまっている状態を指します。

また、顎変形症は外見の問題だけではなく、噛むことや、発音に関する機能的な問題にも関わる可能性があります。

これは先天性でもありますが、成長過程で外傷や疾患によって後天的に発生することがあります。

ワイヤーを使用した矯正治療によって正常な位置へ戻す方法と、MRI検査をし、手術によっては骨の切除、移動、または修復する可能性があります。

口蓋裂

口蓋裂(こうがいれつ)とは、口と顎に発生する先天性の形態異常です。

形が奇形になり、お腹の中にいる時の発育過程で口蓋が正常に癒着しなかった結果、生じるものです。

発症の原因は、遺伝子や妊娠中のタバコ、ストレス、服用薬などが可能性としてあげられていますが、明確な原因はわかっていません。

口蓋裂の治療法は、手術によって唇の形を作ります。

顔面の損傷または外傷

交通事故やスポーツ事故、転落事故、喧嘩などで救急外来に来院される方が多いです。

顎の骨折やそれらによる噛み合わせの問題や複雑骨折などに対応します。

治療方法は手術がほとんどです。

骨折箇所に金属製のプレートを使い固定します。

顎の固定の期間は病院や治療法によって異なりますが、通常は数週間です。

この期間中は口を開けることや食べ物を噛むことができないため、管を使った栄養補給もしくは液体食になります。

口腔心身症

口腔心身症とは、心身の症状がお口や顔に影響を与える状態を指します。

主にストレスや心の不安によって起きます。

例えば、お口の痛みや不快感、歯の痛みや違和感、顔面の緊張や筋肉の強張りなど、心身の要因が関与している可能性が高いと考えられています。

治療法としては、心身療法、カウンセリング、リラクゼーション法、ストレス管理など心理的なサポートを行います。

インプラント

歯科でいうインプラントとは、人工的に作られた歯の一部のことを指します。

歯の欠損部分を人工的に作り、埋め込む手術のことです。

この手術は、歯を失った患者様やけがなどで歯が抜けてしまった方が対象になります。

交通事故やスポーツ事故、転落事故、喧嘩などで歯を失ってしまったかたは、当院で対応できますので、お気軽にご相談ください。

 

まとめ

いかがでしたか?

口腔外科がどんな診療や治療を行っているか理解はできましたでしょうか。

今回のブログは、口腔外科がどんな病気に対応しているか、みなさまが理解できるように簡単にご説明致しました。

「当てはまる症状があるかもしれない」、「お口のトラブルを抱えている」方は、お気軽に当歯科医院にてご相談ください。

早期発見、早期治療を行い、健康的なお口で生活できるよう心がけましょう。

また、定期的な診断を行い、ケアを行いましょう。

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