こんにちは。「はやし歯科クリニック」です。
今回は『歯の定期診断はしていますか』についてお話していきたいと思います。
毎年、健康診断を行うことを推奨されているように、歯に対しても診断が必要になっています。
歯科医師の一般的な勧めとしては、年に1回の定期診断が推奨されています。
この頻度は、歯科医師が歯の健康状態を把握し、早期の問題を発見しやすくするメリットがあるのです。
この定期的な診断は、歯のクリーニングや歯垢(口の中で食べ物が残り、細菌が唾液などと結びついて、薄い粘膜のような膜が出来上がってしまい、それを放置すると硬くなり、取れなくなってしまうもの)の除去なども含まれ、予防的なケアを提供しています。
しかし、定期診断は個人差があり、個々のお口、歯の状態や健康の維持のニーズによって異なってきます。
では、結局どういうタイミングで診断に行ったら良いのでしょうか。
今回は、定期診断にいくべきメリットやタイミング、チェック項目をお伝えします。
当てはまる症状や、気になる点があった場合、当院に定期診断にいらしてください。
歯の定期診断にいくメリットとは
歯の定期診断にいくメリットは、たくさんあります。
その中でも重要な5つをご紹介致します。
まず一つ目は、歯の病気、痛みが発生する前に、早期発見し治療を行うことができることです。
「腫れているような気がするけど痛みはないし…」
「歯の一部が黒くなっているけど、目立たないし…」
「虫歯な気がするけど、診断に時間かかりそう、痛くないし…」
このように歯についてのお悩みをお持ちになったことはないですか?
まずお伝えしたいことは、歯の定期診断は、ズキズキ痛む虫歯などではない限り、15分から30分程度で終わります。
そのため、「時間がかかりそう」といった問題はクリアになりますね。
そして、歯の気になる部分を放置してしまうことについてです。
気になる虫歯や、お口のお悩みを放置してしまうと、治療に時間がかかってしまったり、治療費が大きくなったりしてしまったりなど、お客様のご負担も増えてしまう可能性もあります。
だからこそ、定期的な診断を受け、早期発見と治療を行うことで、診断にかかる時間や負担を減らしていきましょう。
そして、健康な歯を維持していくことは、ご自身のメリットにも繋がります。
虫歯や歯周病など、詳しい病名がわからなくても、自分自身でお口の中を確認し、少しでも気になることがありましたら、歯科医にご相談することが1番の近道でもあります。
次のメリットの二つ目は、予防です。
定期的な診断を受けることで、クリーニングを行ってもらえたり、フッ素の処方により歯の表面を清潔にしてもらえたりなど、メリットが盛りだくさんです。
また、それらをすることで虫歯になりにくくなり、歯周病といった歯茎などの痛みの問題などを未然に防ぐことができます。
インフルエンザの予防接種を受けるように、歯科でも予防する治療もございます。
体の健康を維持することは、歯の健康を維持することにも繋がります。
楽しくおしゃべりや、お食事を楽しみたいですよね。
だからこそ、『予防』することはとても大切になってくるのです。
その次のメリットは、口臭問題を解決できることです。
虫歯や歯周病は、痛みや歯の損傷だけではなく、口臭まで影響してしまいます。
そのため、定期的な歯科検診とクリーニングは口臭予防にも寄与します。
お口の中はデリケートな部分でもあるため、セルフケアだけでは防ぎきれなかったり、治らなかったりもします。
そのため、口臭の問題を防ぐためにも歯の定期診断を受診してください。
また、その次のメリットは、歯の寿命を伸ばすことができることです。
お年寄りになり、「全て歯が抜けてしまった。」などといった問題は聞いたことありますか?
これは嘘ではなく、定期的な診断や予防をしないまま、虫歯や歯周病を放置し続けてしまうと、歯は、生きている間でもなくなってしまうことがあります。
そうなってしまうと、うまく会話ができなかったり、伝えたいことが伝わらなかったりなど、悲しい問題が起こってしまいます。
そのため、歯の寿命を伸ばすためにも定期的な歯科医院での受診は、将来への自分のためにも、足を運び診断を受けておくべきだと思います。
最後のメリットは、歯だけではなく、体全身への健康を維持することにも繋がることです。
お口の状態が、全身の健康に影響を与えることはご存知でしょうか。
例えば歯周病では、お口の中で細菌が歯肉の下に進行すると、細菌が血流に入り込み、血液中で炎症を引き起こし、心臓の血管にも影響を及ぼす可能性があります。
歯周病だけではなく、炎症を起こしてしまうと、血液中に細菌が移動してしまうことで、歯の問題だけではなく、体全体への問題となってしまう危険があります。
歯周病が心臓病の影響を及ぼす可能性がある関連の研究は途中段階ではありますが、歯科の健康は、全体の健康と関連しており、それらを予防するためにも早期発見や予防が大切になっていきます。
また、歯周病などの口内の疾患は、心臓病や糖尿病などの他の病気と関連していることがあり、それを未然に防ぐことができるのも、歯の定期診断があるからです。
歯の定期診断にいくタイミング
歯の定期診断に行くタイミングは、歯科医師は患者に対して年1回の基本的な歯科検診を勧めています。
これには歯のクリーニングや歯周ポケットの測定、歯の健康状態の評価が含まれています。
また、ご自身が気になることや、歯の異変に不安が生まれた時に一度検診を受けることをおすすめしています。
またそれらに気づかない間に、歯の痛みや不快感がある場合もすぐに当院にご相談ください。
また、歯の変色などご自身が気になる点にもご対応致しますので、お気軽にご相談してもらえたらと思います。
美味しい食べ物を食べ、会話を楽しみ、歳をとっても生活に不自由なく暮らしたいと思っている方、将来の自分のために自分自身の健康は、体だけではなく、歯にも気を使ってみてください。
歯の検診は、体の隠れた病気を発見できるサインをチェックすることも可能です。
どんな小さな問題や不安などもご相談いただけます。
診察なども、大きなご病気をお持ちではないかぎり、15分ほどで診察は終わります。
忙しい方でも15分お時間をいただければ、歯の診断は可能です。
将来の自分のためにも、早期発見や予防を行い、健康的な歯を維持していきましょう。
それでは次のチェック項目をご覧になり、当てはまるものはないか、確認してみましょう。
歯のセルフチェック項目
これからお伝えするチェック項目に当てはまるもの、心当たりのあるものがありましたら歯科検診を受診することをおすすめします。
虫歯の有無に心配がある方
・歯の痛みや沁みて痛いなどの症状がある場合
・歯の間に食べ物が詰まりやすいと感じた場合
・歯の表面に白い斑点や茶色いシミ、または歯全体の変色が見受けられる場合
歯の噛み合わせに違和感がある方
・一度虫歯の治療を行い、詰め物を入れた方
・食べ物を口にした時、噛み合わせに不快感を感じた場合
歯の汚れが気になる方
・歯の黄ばみ
・ホワイトニングにご興味がある方
・その他、気になる汚れがある場合
どうでしたか?
当てはまるものがありますでしょうか。
小さな違和感はいずれ大きな問題にもなりかねません。
セルフケアを身につけたい方も、お気軽に当院にご相談ください。
正しいケアを学び、定期的な診断を行い、歯も体も健康を維持していきましょう。
最後まで読んでくださり、ありがとうございます。