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歯医者に通えなくなったらどうする?訪問歯科診療について

2024年12月16日

こんにちは。はやし歯科クリニックです。

高齢者や体が不自由な方にとって、歯医者への通院はとても大変なものです。

今回はそんな方に知ってほしい「訪問歯科診療」について、お話したいと思います。

訪問診療とは

訪問診療とは、高齢であったり体が不自由で通院が難しい方に対して、医師や看護師が自宅に定期的に訪問し、診療などを提供するものです。

高齢者の方や体が不自由な方にとって、医師や看護師が自宅に訪問してくれることは大きな助けになりますよね。

医師以外にも、目的に応じてさまざまなスタッフが患者のもとに訪問し、必要なサポートを行うこともあります。

例えば、介護士やケアマネジャーのような介護職種の方も訪問することがあり、それぞれの専門性を活かして患者さんの健康管理や療養生活を支援します。

訪問診療頻度は、患者さんの状態により異なりますが、一般的に1週間~2週間に1回訪問を行います。

このような訪問診療は、医療の利便性を高めるために非常に重要なサービスで、近年注目を浴びています。

 

訪問診療は保険適用?

ここで気になるのは、訪問診療に保険が適用されるかどうかですよね。

結論、保険は適用されます。

基本的に、医療サービスには「医療保険」、介護サービスには「介護保険」が適用されます。

「居宅療養管理指導」については、介護保険が適用されます。

「高額療養費制度」も適用となるので、莫大な費用が掛かる心配はありません。

訪問診療は、患者さんの状態により、医療保険または介護保険が適用されます。

訪問診療にかかる費用は、お持ちの保険によって異なります。

費用に関しても詳しくご説明させていただきますので、ご安心ください。

訪問歯科診療とは

実は歯科診療にも訪問診療はあります。

これを「訪問歯科診療」といいます。

訪問歯科診療とは、歯医者への通院が難しい患者さんのために、歯科医師や歯科衛生士が自宅に訪問し、歯科検診や歯の治療を行うものです。

訪問歯科診療の対象者

訪問歯科診療の対象者は、通院が困難な方です。

具体的には以下のような方が対象となります。

  • 高齢者や障害者で、通院が難しい方
  • 認知症や精神疾患で、歯医者に行くことに抵抗のある方
  • 寝たきりの状態の方
  • 外来の待ち時間が大変だという方
  • 交通の便が悪く、歯医者に通うことが難しい方

上記はあくまで目安です。

年齢制限についての制限は特にありませんが、利用できるのはあくまで受診する本人の心身の状態に問題がある場合のみです。

例えば、「本人は健康だけど、家族が忙しくて歯医者への送迎ができない」、「育児や介護で家を離れることができない」という場合は対象となりません。

実際に訪問歯科診療の対象者は、歯医者の判断によって決まりますので、対象となるか不安な方は、ぜひ一度当院にご相談ください。

ちなみに訪問歯科診療の対象者の数は、令和3年9月30日の時点では、約11.7万人です。

前回の調査から18.3%も増加しており、高齢化が進んでいることが考えられます。

そんな背景もあってか、訪問歯科診療を行う歯医者も増加傾向にあります。

現在は全国で約2割(約13,000ヶ所)が訪問歯科診療を行っているのです。

 

訪問歯科診療を受けるメリット

体が不自由で通院が難しい方ほど、自分でのお口のケアも難しい場合が多いです。

そのため、虫歯や入れ歯のトラブル、口内炎などの症状で困る方が多くいます。

訪問歯科診療のメリットは、以下のように3つ挙げられます。

  • 歯医者に通院しなくても、自宅で歯の治療や、歯科検診を受けることができる
  • 歯医者が患者の食生活を参考にしながら入れ歯を調整できる
  • 歯医者や歯科衛生士が介護の状況からお口の中のケアを提案することもできる

歯医者への通院だけではわからない、患者さんの普段の生活についての情報が得ることができ、患者さんは対処法を聞くことができるのが最大のメリットなのです。

訪問歯科診療の内容

訪問歯科診療では、虫歯や歯周病の治療や予防はもちろん、入れ歯の作成や修理、お口の中のケアも行っています。

一般的に歯医者に通院し、院内で行われる診療と同じ内容のことが行われています。

その他に、食事や飲み込みが困難な患者の口腔機能を改善する「嚥下リハビリテーション」を行っている場合もあります。

訪問歯科診療だから治療できる範囲が狭くなるのでは、と懸念される方もいるかもしれないですが、安心して利用することができますね。

訪問歯科診療にかかる費用

訪問歯科診療では、以下の費用がかかります。

  • 歯科訪問診療費(訪問診療代)
  • 検査や治療費(虫歯や歯周病の治療など)
  • 指導料(お口の中のお手入れ方法など)

訪問歯科診療費用には先述の通り、医療保険や介護保険が適用されます。

しかし保険適用となるには、条件があるのです。

その条件とは、歯医者から自宅までが、半径16km圏内にあることです。

16kmを超えて訪問歯科診療を依頼するのに、絶対的な理由がある場合は除きますが、患者の希望や都合によっては、保険は適用されず全額自己負担となります。

絶対的な理由とは、例えば「自宅から16km圏内に訪問歯科診療を依頼できる歯医者がない」、「近くに訪問歯科診療を依頼できる歯医者はいるけど、不在で依頼できない」というものです。

また、介護保険を適用することも可能ですが、介護保険は要介護認定を受けていないと適用できません。

自身で通院や外出が困難な心身の状態である場合は、要介護認定を受けられる可能性が高いです。

そのため診療を受ける前に申請しておくことをおすすめします。

訪問歯科診療を受診するのに必要なもの

訪問歯科診療を受診する際は、健康保険証やお薬手帳を準備します。

その他に介護保険証や、福祉医療受給者証も持っていれば準備しましょう。

基本的に、歯医者に通院する際に必要なものと同じものを用意します。

訪問歯科診療と歯科往診の違い

訪問歯科診療と似たものに、歯科往診と呼ばれるものがあります。

訪問歯科診療との違いはどのようなところにあるのでしょうか?

訪問歯科診療とは、スケジュールをしっかり立て、歯医者が患者さんの自宅に訪問して診療することです。

初回のカウンセリングで病状を診断した上で、治療の計画や頻度を決めていきます。

診療の内容は、虫歯や歯周病の治療、入れ歯の作成や修理、親知らずの抜歯など様々です。

どこまで対応してもらえるかは歯医者によりますので、詳しい診療内容についてはぜひ当院にご相談ください。

それに対して歯科往診とは、突発的な病状の変化が起こり、困った場合に、臨時で歯医者が患者さんの自宅に出向くことです。

救急車を呼ぶほどではないけど、なるべく早く来てもらいたい時などに依頼します。

 

まとめ

以上で訪問歯科診療についてのお話を終わります。

高齢社会が進んでいる今、訪問歯科診療はこれからも広がっていくでしょう。

医療サービスの利便性を高めるためにも、利用できる医療機関を増やす必要があります。

今は利用しなくても、今後利用する可能性はありますよね。

またご家族が高齢の方は、自分は利用しなくても、ご家族が近いうちに利用する可能性があります。

他人事ではないのでしっかり今のうちから知っておくことが大事です。

もし、訪問歯科診療について、本当に利用できるのか、また診療してほしいことを診てもらえるかなど心配なことがありましたら、お気軽に当院までご相談ください。

 

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