こんにちは。
大阪府吹田市江坂の「はやし歯科クリニック」です。
今回は「入れ歯は保険診療が適用されるのか?」についてお話していきたいと思います。
入れ歯の治療を受けようか悩んでいるけれど、治療にかかる費用が不安で治療を受けていない方。
保険診療が適用されるのか、それとも自費診療になるのか、知識があやふやな方。
入れ歯ってそもそもどうやって治療していくのか知りたい方。
そんな方に読んでいただきたいブログになっております。
今回は、入れ歯治療が保険診療が適応されるのか、それとも自費診療に適用されるのかお伝えするとともに、入れ歯の治療方法についてお伝えしていきたいと思います。
治療を受けようか、悩んでいる方は、是非こちらのブログをお読みになって参考にしていただければと思います。
それでは、「入れ歯治療は保険診療が適用されるのか」についてご説明致します。
保険診療と自費診療の違いについて
保険診療とは、国民健康保険や健康保険などの公的医療保険に加入している方が、どの医療機関機関でも同じ内容の診療を同じ料金で受けられる制度のことです。
そのため、「最低限の健康」を目的とした治療のことを指し、医療費では最大でも3割しか負担しない制度のことを保険診療といいます。
逆に、自費診療というのは、「最低限の健康」が目的ではなく、「健康の向上」を目的とした治療が主に自費診療に当たります。
そのため、高額な治療費をお支払いすることになる分、精密な検査や患者様に合った治療法をご提供できるのが自費診療となります。
それでは、「入れ歯治療は保険診療が適用されるのか」についてご説明致します。
入れ歯治療は保険診療適用か
結論から述べますと、入れ歯治療は保険診療が適用されます。
しかし、入れ歯治療には自費診療というものも存在します。
では、保険診療と自費診療で何が違ってくるのか。
入れ歯の保険診療と自費診療の違いは、治療方法に違いがあります。
保険診療の入れ歯治療法とは
保険診療の入れ歯の治療とは、短期間で安く入れ歯をお作りすることができることが、大きな特徴になります。
自費診療で受ける入れ歯治療と比べると、早くかつ安く入れ歯を作ることができます。
保険診療での入れ歯の場合、2週間から1ヶ月ほどで入れ歯が完成します。
まず、お口の中の型取りから始め、そして噛み合わせをとります。
その後、仮の歯を並べて作った入れ歯で歯並びを確認し、入れ歯が作られます。
保険診療の入れ歯治療のメリット
上記で述べたように、自費診療と比べて早くかつ治療費を抑えて入れ歯を作成することができます。
そのため、患者さまの経済負担が減ることがメリットになり、いち早く入れ歯を作りたいとお考えの方は、保険診療の入れ歯治療は大きなメリットになるかと思います。
保険診療の入れ歯治療のデメリット
保険診療にはデメリットも存在します。
それは、比較的早く入れ歯をお作りすることができる反面、患者さまのお口に合った噛み合わせが多少違和感を感じられることです。
保険診療の入れ歯は、精密な型取りや、お口の筋肉の動きに合わせた入れ歯を作ることが難しいです。
そのため、定期的な調整や診断が必要になってきます。
また、保険診療の入れ歯というのは、使用できる入れ歯の素材が限定されており、入れ歯の変色や、部分入れ歯の場合は、金属の金具が見えてしまうなどのデメリットもあります。
そのため、見た目にこだわる方は保険診療の入れ歯はおすすめできないかもしれません。
そして、お食事を楽しみたいという方には、デメリットになる可能性もあります。
保険診療の入れ歯は、厚みがあるため、熱を伝えにくくなっています。
そのため、食べ物の温度や味覚を感じにくくなってしまいます。
自費診療の入れ歯治療とは
患者様の要望に沿った入れ歯を提供することができるのが、自費診療の入れ歯の特徴です。
見た目を気にされる方や、定期的な微調整のために歯科医院に足を運ぶことが厳しい方や、より質の良い入れ歯をお作りしたい方にお勧めします。
保険診療での入れ歯治療というのは、制限が多くなってしまいます。
そのため、こだわりを多くお持ちの方は、自費診療をお考えになってみるのも良いかもしれません。
自費診療の入れ歯治療のメリット
自費診療は、治療が自己負担となるため、高価になってしまいますが、その分受けるメリットもたくさんあります。
機能性、耐久性、見栄え、素材など、患者さまの要望に沿った入れ歯をお作りすることが可能になるからです。
また、入れ歯作成の際も、時間をかけて患者さまのお口の形や噛み合わせなどを、精密に検査し作製するため、装着後の微調整というのは、保険診療と比べて、格段に少なくなります。
そして、保険診療の入れ歯と比べても、丈夫で長持ちする特徴があります。
時間をかけて、患者さまのお口に合わせている分、違和感やお口の中での擦れなども少なく、長持ちする特徴があります。
自費診療の入れ歯治療のデメリット
上記でも述べたように、保険診療として適用されないため、自己負担が大きくなってしまうことです。
また、患者さまのお口にあった入れ歯を作成するために精密な検査と調整をするので、完成までにお時間がかかってしまいます。
保険診療でも入れ歯治療は、2週間から1ヶ月程度でお造りすることができるのに比べ、自費診療での入れ歯治療は、2ヶ月から3ヶ月かかってしまいます。
「いち早く入れ歯を作りたい」という方にとってはデメリットとなってしまいます。
入れ歯が完成したら
保険診療で入れ歯をお作りされた方に知っておいて欲しいことがあります。
それは、保険診療で入れ歯を作成された方は、再び入れ歯をお造りする際、保険診療を適応される方は、作り直せるのは半年後と決まっています。
そのため、「噛み合わせが悪い」、「お口に合わない」などの理由で、入れ歯をも作り直したいというご要望は、半年間できないことを知識に入れておきましょう。
ただし、自費診療で新しく入れ歯を作る場合は、こちらは全く関係ありません。
そのため、入れ歯をお作りになった際は、紛失したり、壊したりしないよう、丁寧に扱いましょう。
また、定期的なメンテナンスのために、歯科医に見てもらいましょう。
特に、保険診療でお作りになった入れ歯は、噛み合わせに違和感を感じる可能性もございます。
定期的な診断を行い、微調整をしてもらうことや、メンテナンスをすることは、入れ歯を長持ちし快適にお使いいただけることに繋がります。
また、そのほかに気になる点や、入れ歯に問題が起こった際はお気軽に当院の歯科医師にご相談ください。
まとめ
いかがでしたか?
保険診療が適応される入れ歯治療と、自費診療が適応される入れ歯治療の違いをご理解いただけましたでしょうか。
どちらもメリット・デメリットが存在するため、ご相談の上、患者さまに合った最適な入れ歯をお作りしていきます。
安価で、すぐに入れ歯が欲しいといった方は、保険診療での入れ歯をお作りしましょう。
一方、見た目や装着感の良さ、強度などを気にされる方は自費診療での入れ歯をお作りしましょう。
また、保険診療を適応して入れ歯をお作りされた方は、再度保険診療を適応させて、入れ歯をお作りし直したい場合は、「半年後」でないと、お作りできないことも、しっかりと頭に入れておきましょう。
入れ歯を作ることをご検討されている方は、当院にお気軽にご相談ください。
最後まで読んでいただきありがとうございます。