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初期の虫歯治療は削らなくても大丈夫?

2024年2月26日

こんにちは。

大阪府吹田市江坂の「はやし歯科クリニック」です。

歯科医院に行けば、虫歯治療をしてもらうことができます。

歯質の中に入り込んだ虫歯菌は歯ブラシを使った歯磨き、薬剤ではなかなか取り除くことが困難です。

よって、おおかた虫歯治療では、歯を電動のドリルで削っていくことになります。

しかし、初期のころの虫歯に対して、「そこまでする必要があるの?」と思っている方々もいるのではないでしょうか。

当院でも、初期の虫歯治療と、そうでない虫歯治療には治療の方法に違いがあります。

そのあたりを解説しましょう。

どうして虫歯になるの?

はやし歯科 虫歯治療

虫歯治療は、歯が虫歯になってしまうために行われます。

それでは、どうして人は簡単に虫歯になってしまうのでしょうか。

そもそも、虫歯にならなければ、私達は虫歯治療と向き合う必要もないのです。

意外と「虫歯って何?」と聞かれても答えることができない人たちは多いです。

虫歯は、細菌への感染によって発症する病気の一種ととらえることができます。

風邪や胃腸炎などに対して「細菌感染症」という言葉が使われていますが、虫歯もそのようなタイプと考えていいです。

そうであるとすれば、風邪や胃腸炎というものは医者に行かないでも治ってしまう方々もいるため、虫歯も治療をしないでも大丈夫かも…と考えるのかもしれません。

しかし、その考えは間違いです。

虫歯とはそのような意味ではタイプが違い、放置したままであれば、症状をどんどん悪化させてしまうことになります。

歯の表面の歯垢で細菌が繁殖してしまう

もう少し、虫歯のメカニズムについて説明します。

虫歯の原因となる細菌は、歯の表面に形成される歯垢(プラーク)を住み心地のいい住居として繁殖してしまうことになります。

歯垢は、白くてやわらかく、一見そんなに汚くも見えないのですが。

それでもそこには、1グラムあたり1000億個もの細菌がいると言われています。

ひょっとしたら、人間の身体の中で、お口というパーツは一番汚い場所であるかもしれないのです。

初期の虫歯治療は本当に必要?

初期虫歯の治療方法

初期の虫歯に注目すれば、歯の表面に穴が開いていません。

舌で触ってみても、健全な歯と同じようにツルツルした感じです。

これはまさに一般的な虫歯と違う症状です。

一方でちょっとでも穴が見つかるようであれば、そもそもそれは初期の虫歯とは言うことができません。

そして、初期の虫歯には、痛くないという特徴があります。

それは、歯に穴がないので、歯にある神経が外部からの刺激を受けていないからです。

さらに、初期の虫歯では、歯の表面に白いシミを見つけることができます。

「歯垢の付着…?」と思ってしまうこともあるのかもしれませんが、この歯の表面にできた白いシミは、エナメル質の脱灰現象によってできたものです。

初期の虫歯では、「表層下脱灰(ひょうそうかだっかい)」と言った現象が起こります。

それは、エナメル質が溶け出る症状のことを言います。

しかし、このステップでは、まだ、表層下、つまり歯の内部においての脱灰に過ぎません。

このように、歯の内部だけでエナメル質が溶け出ている状態が初期の虫歯です。

以上のような症状の虫歯を初期虫歯と定義することができます。

そして、そのような初期虫歯であれば、その段階で健康を害することもないと診断することができます。

しかし、注意しなければならないのは、虫歯は進行してしまう病気であることです。

今は大丈夫であったとしても、段々と悪い方向へと進行していってしまうことでしょう。

唾液による石灰化だけで良くなることもない訳ではありません。

それでも、まずは歯科医院へ行き、正しい診断を受けることが大事です。

歯科医院の初期虫歯の治療方法

初期虫歯 ブラッシング指導

一般の方々はなかなか気づけないことなのかもしれませんので、3ヶ月に1回程度の割合で歯科医院へ定期検診にいらっしゃることはとても大事です。

初期の虫歯であったとしても、歯医者に行けば簡単に見つけることができます。

ただし、ご自身でも、毎日鏡で歯の状態をチェックする姿勢をもつことができれば、初期の虫歯に気づくことはできるでしょう。

当院での初期の虫歯治療の治療方法は以下となります。

ブラッシング指導
PMTC
フッ素塗布

ブラッシング指導

まずは、当院ではみなさんに正しい歯磨きの方法を身に着けていただきたいと思います。

初期虫歯治療がそのいい機会だと考えています。

自己流のまま歯磨きしていると、どうしても磨き残しがあり、歯垢が溜まってしまうため呉々も注意が必要です。

ご自身でも、歯磨きの方法ならわかっているという思いはあるかもしれません。

しかし、それはあくまでも自己流であり、方法が間違っている可能性もない訳ではありません。

まさに歯科医師や歯科衛生士は、ブラッシングのプロフェッショナルと言ってもいいでしょう。

ぜひ最適なブラッシング方法を学んで、日常生活に活かしてください。

PMTC

歯のクリーニングであるPMTCは、歯科医院でなければ受けることができません。

PMTCは、日本語では、専門家による機械的歯面清掃という意味です。

PMTCでは、歯の表面に付着した歯垢はもちろんのこと、歯ブラシによるブラッシングではなかなか取り除くことができないバイオフィルムやステイン、歯石もキレイに掃除することができます。

フッ素塗布

フッ素塗布は、初期の虫歯治療で最も重要な処置のひとつです。

初期の虫歯は、エナメル質の内側に脱灰が起きている状態であり、フッ素による再石灰化作用が有効的であると判断しています。

フッ素には石灰化を促す作用を期待することができます。

ただし、エナメル質の表層下脱灰によってできた白いシミは、フッ素で完全消去できたわけではありません。

エナメル質がもうそれ以上溶け出さないよう防ぐことがフッ素の役目であり、見た目まで元の状態を取り戻すことはできません。

ちなみに、シーラントという処置方法もありますが、こちらも初期の虫歯に有効的です。

しかし、こちらも予防どまりの処置です。

初期虫歯治療は削らなくても大丈夫?

初期虫歯 削らない治療

初期虫歯の状態であれば、再石灰化を促すことで、削らないで歯を修復できる可能性があります。

しかし、それ以上の穴が開いてしまって痛みを感じるような虫歯は、既に患部を削らなければ進行を阻止することができません。

ですから、ご自身の大切な歯を守るためにも、早期発見することが大事だと考えてください。

そのためにもいつも歯に対して関心を寄せることも大事なことです。

定期検診や虫歯のチェックなど、まずは気軽に歯科医院と向き合う姿勢が大事ではないでしょうか。

丁寧な歯磨き

丁寧に歯磨きを行うことによって、いつも口の汚れがないような状態にし、清潔を維持することが大切です。

歯垢・プラークを落とし、食べカスを口に残さなければ、歯が溶け出す脱灰は進みにくくなります。

毎日の日常生活において一回一回丁寧にブラッシングすることが何よりも大事です。

そして、特に意識したいのは夜の歯磨きです。

睡眠時間は、特に唾液の分泌量が減少してしまい、再石灰化が起きにくくなるため虫歯になるリスクが上がるためです。

長い時間口の中に食べ物を入れない

食べ物が口に入っていると、虫歯菌が糖分を餌として酸を出すことになります。

長い時間口の中に食べ物があると、酸が出やすくなり、その分虫歯のリスクを高めてしまうことになります。

ですから、いつも食事時には、長い時間口の中に食べ物を入れないことを意識しましょう。

定期検診

そして、いつも気にしていただきたいのが定期検診です。

最初は痛みもなく、歯が白く濁ってしまう程度ですから、なかなか虫歯の予兆に気づかないことも多いです。

しかし、この段階で気づくことが大事なのです。

良いタイミングで気づくために、ぜひ当院を有効的にご利用ください。

当院の定期検診では、お口の状態チェックする以外に、自分では取りきれなかった歯垢(プラーク)や、汚れの除去、個人に合ったブラッシング指導も行っています。

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