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口腔外科って聞いたことありますか?

2024年3月25日

こんにちは。

大阪府吹田市江坂の「はやし歯科クリニック」です。

「口腔」とはお口の中など口周りのことですね。その部位を対象に外科的な治療も可能な診療科のことを指します。

具体的に言うと、先天的や後天的に口腔や顎、顔面、その他隣接する組織に生じた疾患を取り扱っています。

「虫歯や歯周病」などを中心に診療している歯科は「一般歯科」と言われています。

一般的な歯科と口腔外科は何が違う?

はやし歯科 口腔外科

口腔外科と一般歯科はどちらも口腔内に生じた疾患の治療を行っています。上記でも少し触れていますが、対象となる専門領域と取り組み方に違いがあります。

一般歯科では、主に虫歯や歯周病の治療や歯科医師や歯科衛生士が専用機器を使用したクリーニングといった予防的な処置、欠損した歯の補綴物の装着などを行っています。

もちろん、一般歯科でも抜歯や歯茎の切開など、外科的な治療も実施しています。

しかし、口腔外科では、より高度な外科処置を行っているのです。

たとえば、歯周病で揺れている歯の抜歯は一般歯科でも可能ですが、親知らずの歯が横向きに生えていて、歯茎を切開しないと抜けないなどの複雑でリスクの高い抜歯は、口腔外科で処置しています。

口腔外科では、高度な抜歯や専門的な口腔内の外科処置に必要な専門の設備や器具をしっかりと設置しています。

そして、口腔外科専門医は特別な訓練を受け、深い知識と豊富な経験を持ちより専門的な技術を身につけています。

簡単にまとめると、一般歯科と口腔外科は、それぞれが取り扱う疾患の専門領域と複雑さ(リスクなど)、治療の手段と方法が違っていますね。

実際にどんな疾患を扱っているか

それでは、さらに詳しく「口腔外科」で診療対象となる疾患についてご説明していきます。

歯が原因となる疾患は、一般的な歯科でも治療する「虫歯・歯周病」以外にも、腫瘍(良性・悪性)や炎症性疾患などがあります。

その他にも、交通事故やスポーツなどで受傷してしまった外傷、顎の変形、唾液腺の疾患などの外科的疾患も対象となります。

また、「外科」と名前がついていますが、口腔粘膜の疾患、神経性の疾患、口臭症などの内科的な疾患も対象となっています。

上記の疾患では、食事や会話といった日常生活における基本的な機能に大きな影響を及ぼしてしまいます。さらに、一番気になってしまう「見た目」的な障害にもなりえてしまいます。

口腔外科は、患者さまの回復を助けるだけではなく、日常生活における食やコミュニケーションなどの「質」を向上できるように取り組んでいます。

治療としての外科的手術だけでなく、予防的なアプローチや健康教育も行っています。

具体的な対象疾患例

はやし歯科 口腔疾患

実際に治療を行うことができる領域には数多くの疾患があります。その中で、いくつか具体的なものをご紹介します。

親知らず

親知らずの抜歯は一般的な歯科でも治療は可能です。しかし、親知らずの生え方や位置によって、通常の抜歯方法では難しくリスクが高くなってしまう場合があります。

親知らずは真っ直ぐ生えてくることが稀で、横向きなど少し変わった向きで生えている場合が多いです。

出血が多量となり危険だと判断される時は、より専門的な技術が必要となります。

そして親知らずの抜歯の際は、歯茎を「切開する・縫合する」など、専門的な技術が必要となるため、口腔外科で対象となることが多いです。

他にも、親知らずが下歯槽神経のかなり近い位置にある場合も、神経麻痺を引き起こすリスクが考えられ、専門的な治療が可能な口腔外科で抜歯を行います。

口内炎などの粘膜の病気

口内炎はかなり身近な疾患ではないでしょうか。

一般的な口内炎は、口内には多くの細菌が住んでいて、ストレスや栄養不足などで体調不良となると免疫力が低下した時に、口内の粘膜が炎症を起こしてしまいます。

その他にも原因は様々で、ウイルス性のものや入れ歯など外的刺激による傷に細菌が感染して生じるものもあります。

基本的に、初めはお薬など内服で治療を開始します。他にも再発予防のために口腔ケアも気をつけることが大切です。

口内炎の多くは10日前後で治癒していきます。

しかし、2週間以上治らない時は口腔外科に受診することをオススメします。

ウイルス性の場合もありますが、実は「口腔がんの初期段階だった」という可能性があるからです。

口腔内のできもの

口腔内の歯茎や舌などにも「できもの」ができてしまうことがあります。腫瘍や囊胞と言われるものです。

多くのものが良性の腫瘍や囊胞ですが、中には悪性の腫瘍などもあるため受診し検査を行うことで早期発見・治療が可能となります。

良性の腫瘍や囊胞であっても、だんだん大きくなって食事や発声の邪魔になったり、傷ができて感染し炎症を起こしたりする場合もあります。

痛みなどの症状がなくても「できもの」をみつけた時は一度受診してみましょう。

口腔がん

口腔がんとは、口腔内やその周辺組織で発生するがんのことです。「舌がん・歯肉がん・頬粘膜がん・口唇がん」などが含まれます。

口腔がんの症状は、口内に潰瘍のような「できもの」ができる、周囲が硬くなる、赤くただれる、部分的に白斑のように白くなるなど様々です。共通の症状としては「しこりができる」があります。

口腔がんの治療では、手術を選択する場合が多いですが腫瘍の部位や大きさなど状態によって治療方法も異なります。

治療中の疾患があるなど患者さまの身体的状態により治療方針を決定していきます。

もちろん、手術以外にも放射線治療などの選択肢があります。抗がん剤と組み合わせて行います。

顎関節症

顎関節症

顎関節症は、口が大きく開かない、顎関節がカクカク鳴る、顎を動かすと痛みがでるといった症状が出現します。

合併症として、偏頭痛や肩こり、目眩、耳鳴りなど「顎」から少し離れた場所にも症状が出ることがあります。

原因は様々ですが、「上下の噛み合わせ異常」であることが多いです。

他にも、「歯ぎしりの癖がある」や「強い緊張やストレス」、「姿勢の悪さ」が原因となることもあります。

顎関節症の治療では、筋性の原因が主であれば筋肉をマッサージしたり、温めたりすることで改善が見られます。

痛みが治らない時や関節に痛みがある時は、マウスピースを装着する方法をとることもあります。

噛み合わせの状態や痛みの程度などに応じて、適切な治療方法を検討していきます。

インプラント治療

歯が欠損してしまった部分に対する治療として、人工の歯根や歯を装着する方法です。

ブリッジや入れ歯のように他の歯を削ることや違和感がでることが少ないです。

自然に食事を摂ることができ、見た目にも美しく気になることはあまりありません。

インプラント治療には、神経損傷や骨量が不十分などによるトラブルが起きる可能性もあります。

そのため、CTで患者さまの口腔内の状態を検査・評価を行い治療を進める必要性があります。

外傷

外傷は、交通事故、スポーツ事故、転倒などが原因で起きます。

「上顎骨折・下顎骨折・頬骨弓骨折・眼窩底骨折」などの複雑で大きな骨折から、「歯が抜けた」「唇を大きく切った」といった比較的小さな範囲のものまで外傷として扱われます。

まとめ

口腔外科と一般的な歯科の違い

「歯医者さん」と言えば、虫歯や歯周病の治療を思い浮かべることが多いかと思いますが、「口腔外科」という治療に高いリスクが伴う疾患を扱う、より専門的な診療も行っています。

今回紹介した「親知らず」や「口内炎」は意外と身近な存在で、痛みが弱かったり、違和感しかなかったりすると放置してしまう方も少なくないと思います。

しかし、そのちょっとした症状から大きな疾患を早期発見し治療を開始できるかもしれません。

他にも、気になる症状があればお気軽に当歯科医院へご相談ください。

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