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妊娠・産後の歯科ケア完全ガイド

2024年4月15日

こんにちは。

大阪府吹田市江坂の「はやし歯科クリニック」です。

妊娠中や出産後は、女性の体に多くの変化をもたらしますが、多くの人が意外と知らないのは、その変化が歯やお口の健康にも影響を及ぼすことです。

この時期に適切な歯科治療とケアを行うことは、母親自身の健康はもちろん、赤ちゃんの健康にも良い影響を与えることができます。

この記事では、妊娠中におこりがちな歯の問題、妊娠中や出産後の歯の治療、胎児への影響、そして妊娠中と出産後の適切な歯のケア方法について解説します。

妊娠中におこりやすい歯のトラブル

妊娠中の歯のトラブル

妊娠中はホルモンバランスの変化により、歯肉炎や歯周病のリスクが高まります。

また、ホルモンバランスの変化やつわりによりお口の中の衛生状況が悪化すると、むし歯の原因となり得ます。

この時期には、以下のような歯のトラブルに特に注意が必要です。

歯肉の腫れや出血

歯周病

むし歯

妊娠中における歯のトラブルは、生理的変化に起因します。

この期間、女性の体は様々なホルモンバランスの変動を経験し、お口の健康にも影響を及ぼすことがあります。

特に、妊娠性歯肉炎や歯周病のリスクが顕著に高まると報告されています。

これらの状態は、妊娠中のホルモンの変化が歯肉の炎症反応を促進するために起こります。

妊娠中、女性の体はエストロゲンとプロゲステロンのホルモンが関係します。

これらのホルモンの変化は、歯茎の血流を増加させ、歯肉炎のリスクを高める可能性があります。

歯肉の腫れや出血

妊娠中に最も一般的に見られるお口の中の問題の一つが、歯肉の腫れや出血です。

妊娠性歯肉炎といわれ、歯肉の腫れは、歯肉炎の兆候であり、歯茎が腫れ、赤くなり、触れると出血しやすくなる状態です。

これは、プラークの蓄積によりさらに悪化する可能性があります。

放置すると歯周病へと進行する可能性があります。

そのため、妊娠中は口腔衛生にさらに注意を払い、歯肉の健康を保つことが重要です。

歯周病

歯周病は、歯肉の炎症が進行し、歯を支える骨に影響を及ぼす深刻な口腔疾患です。

妊娠中は歯周病になりやすいとされ、これが母体や胎児に悪影響を及ぼす可能性があるため、特に注意が必要です。

歯周病は、適切な口腔衛生習慣と定期的な歯科診療により予防することが可能です。

むし歯

妊娠中にむし歯リスクが高くなる原因は以下のように挙げられます。

つわりと口腔ケアの困難さ

つわりによる歯への影響

妊娠初期に多くの女性が経験するつわりは、歯を適切に磨くことを困難にします。

さらに、つわりによる胃酸の逆流や、酸っぱい食べ物を好んで食べる傾向は、口内

環境を酸性に傾け、むし歯の発生リスクを高めます。

食事回数の増加と再石灰化の問題

妊娠中は一度に食べられる量が少なくなるため、食事や間食の回数が増えがちです。

これにより、お口の中が酸性に傾き、歯の再石灰化が十分に行われず、むし歯が生じやすくなります。

ホルモンバランスの変化と唾液の質

妊娠に伴うホルモンバランスの変動は、唾液の質にも影響を与えます。ねばつきのある唾液は、むし歯菌や歯周病菌の繁殖を助け、結果としてむし歯につながります。

歯科診療の機会の減少

妊娠中は産婦人科の定期検診などで忙しくなりがちで、歯科医院へ行く機会が減少しがちです。これにより、初期のむし歯を見逃しやすくなります。

むし歯予防のための対策

妊娠中もお口の中の環境を整えることはとても大切です。

むし歯が進行して痛くなると治療が大変になってしまうので、予防をしておきましょう。

定期的な口腔ケア

つわりがあっても、毎日の歯磨きを心がけ、可能であれば食後に口をすすぐことが重要です。嘔吐後は、歯を直接ブラッシングする前に口を水でよくすすいでください。

食事と間食の管理

食事の回数を減らし、一度に摂取する食事量を増やすことで、歯の再石灰化に必要な時間を確保しましょう。

水分摂取と唾液の質の改善

十分な水分を摂取し、砂糖を含まないガムを噛むことで、唾液の流れを良くし、お口の中の環境を改善することができます。

歯科医院への通院

妊娠初期の1か月から4か月は、切迫流産のリスクが高いため、緊急性の高い治療が必要な場合を除き、歯科診療は避けた方が良い時期です。

妊娠5か月を過ぎ、体が安定期に入ると、通常の歯科治療を受けることが可能になりますが、治療を受ける際には妊娠中であることを必ず歯科医師に伝える必要があります。

妊娠8か月以降には、予期せぬ陣痛の可能性もあるため、緊急を要する治療以外は控えましょう。

そのため、つわりが落ち着き、体が比較的安定している時期に歯科検診を受けることが推奨されます。

この時期に適切な検診と治療を受けることで、必要なケアを確実に受けることができます。

また、妊娠が進むにつれて治療時の体勢の維持が難しくなるため、妊娠後期に入る前に治療を完了させておくことが望ましいです。

赤ちゃんへの影響

赤ちゃんのお口のは中は生まれた時点ではむし歯菌が存在していません。

一般的に、生後約17ヶ月から31ヶ月の間に、大人からの唾液の交換を通じて、初めて虫歯菌が赤ちゃんに伝わるとされています。

そのため、子どもの健康な歯を維持するためには、大人が自身のむし歯を赤ちゃんに伝えないようにすることが極めて重要です。

赤ちゃんが家族と一緒に過ごし始める前に、家族が歯医者で適切な治療を受け、口腔内を清潔に保つことが、子どもの虫歯予防には不可欠です。

妊娠中の歯の治療

はやし歯科 妊婦検診

妊娠中は特に赤ちゃんへの影響を心配されるお母さんも多いかと思います。

以下に気になる項目を挙げたので参考にしてください。

レントゲン撮影

歯科診療におけるレントゲン撮影は非常に微量の放射線を使用しており、お口全体の撮影で約0.04ミリシーベルトの放射線が発生します。

これは、1年間に自然から受ける放射線量2.4ミリシーベルトに比べて極めて少なく、胎児に悪影響を及ぼすとされる50~100ミリシーベルトには遠く及ばないため、安心して受診することができます。

さらに、撮影時には防護エプロンを使用することで、被ばく量をほぼ無に減らすことが可能です。

麻酔について

歯科治療における局所麻酔は非常に少量であり、赤ちゃんや母体への影響はほとんどありません。

治療時の痛みを軽減するためにも、局所麻酔の使用を検討する方が賢明です。

鎮痛剤・抗生物質の使用

妊娠中の女性に対しては、身体への影響が少ない鎮痛剤や抗生物質が処方されます。

治療を受ける前には、必ず妊娠していることを歯科医師に伝え、場合によっては産婦人科医との相談も重要です。

治療時の姿勢について

妊娠中期から後期にかけてお腹が大きくなると、歯科治療用チェアでの長時間の仰向け姿勢が困難になります。

不快感を感じた場合は、遠慮なくスタッフに伝えてください。

出産後の通院

出産後、新生児のケアが始まると、日々の生活は一変し、赤ちゃんが中心のスケジュールになります。

自分自身の時間が想像以上に限られるようになり、自分の健康やケアにまで手が回らなくなることも少なくありません。

特に、赤ちゃんの世話を手伝ってくれる人が周りにいない場合、歯科医院への通院が困難になることが現実の問題として挙げられます。

お母さん、赤ちゃんのためにも妊娠中も定期的に歯科医院で検診を受けお口の中の環境を整えましょう。

お母さん自身と赤ちゃんの生活リズムが整って落ち着いてきたら通院を再開してくださいね。

妊娠中、出産後の歯のケア

妊娠中と出産後の口腔ケアは非常に重要です。以下のポイントに注意して、健康な口腔環境を維持しましょう。

日々のブラッシングとフロスを欠かさない

妊娠中は定期的な歯科検診を受ける

食生活に気をつけ、糖分の摂取を控える

つわりにより歯みがきが難しい場合は、すぐに口をすすぐ

出産後もバランスの良い食事を摂る

まとめ

妊娠中の歯の治療

妊娠は、女性の体にとって大きな変化の時期ですが、良好な口腔衛生習慣を維持することで、むし歯や歯周病のリスクを最小限に抑えることができます。

妊娠中と出産後の歯やお口の健康は、母体だけでなく、生まれてくる赤ちゃんの健康にも影響します。

定期的な歯科検診、適切な口腔ケア、そして必要に応じて妊娠中でも安全に行える治療を受けることが重要です。

何か気になる症状があれば、ためらわずに歯科医師に相談しましょう。

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