こんにちは。江坂市「はやし歯科クリニック」です。
今回は、「加齢によるお口のトラブルに悩んでいませんか?」についてお話していこうと思います。
年齢を重ねるごとに、歯のトラブルや悩みは増えていませんか?
※1 咀嚼筋(そしゃくきん)とは
歯で食べ物を噛み切ったり、すり潰したりすることを咀嚼(そしゃく)といい、その咀嚼に関わる筋肉のことを咀嚼筋という。
歯の色素沈着や口臭、さらには虫歯になりやすくなるなどのお悩みはありませんか。
また、それらがどうして年齢を重ねるごとに気になり始めたり、歯の病気になりやすくなったりするのか、ご存知でしょうか。
本日は、年齢を重ねるとお口のトラブルが増えていく原因や対処法などをご紹介したいと思いますので、気になった方は是非、この先も読んでください。
それではまずは、年齢が上がるごとにお口のトラブルになりやすい病気をご紹介致します。
当てはまるものがあるかもチェックしていきながら、読んでみましょう。

年齢が上がるとどんなお口のトラブルが発生するのか
早速ですが、代表的なお口のトラブル9選をご紹介致します。
- 歯茎の衰えによる、歯周病や虫歯のトラブル
- 歯の摩擦によって、歯の表面が削れてしまうこと
- 歯の色素沈着
- 唾液の分泌量の減少に伴う乾燥トラブル
- 咀嚼筋(※1)の衰え
- 口臭問題
- 歯槽骨(※2)の減少
- 口腔内の病変
- 味覚の低下
※2 歯槽骨(しそうこつ)とは
歯肉に包まれ、歯槽骨によって歯は支えられている。
一気に加齢による、お口のトラブルについてご紹介してしまいましたが、この時点で、「自分に当てはまるかも」と、感じた項目はありましたか?
1から9までご紹介しましたが、これらのトラブルがどうして起こってしまうのか。
その原因について次の章でご紹介します。

加齢によるお口のトラブルの原因
唾液の減少
それは、「4.唾液の分泌量の減少に伴う乾燥トラブル」が大きな原因であるからです。
唾液というのは、殺菌作用や洗浄作用があるため、唾液の分泌は、虫歯予防や歯周病、口臭などのトラブルにも対応する大事な役目をになっています。
お口の中には、さまざまな細菌が存在し、これらが虫歯、歯周病、口臭の原因となっています。
その細菌を倒す力を持っているのが、唾液になります。
ですが、加齢によって、唾液の分泌が悪くなるため、お口のトラブルに繋がってくるのです。
咀嚼筋の衰え
咀嚼筋の衰えによってどんな影響が生まれるのでしょうか。
咀嚼筋の衰えは、食べこぼしや軽いむせ、食べ物が噛み砕けないなどの影響があります。
また、噛む力が低下すると共に、身体活動量の低下が重なると、食欲はますます減少してしまいます。
その結果、買い物や調理などへの意欲も下がり、お食事の品数や栄養バランスなども偏ってしまい、質と量共に低栄養素に偏ってしまいます。
このように、お口周りの筋肉が衰えてしまうだけで、身体の健康や心の健康にも繋がってくるため、加齢とともに対策をしなければいけないトラブルになってきます。
歯の磨き方
そして、歯の摩擦により削れてしまう問題については、長年の使用によって噛み合わせの面が自然と削れてきてしまいます。
しかし、歯の磨き方によっても歯の削れの原因にもなります。
過度なブラッシングによって歯の摩擦や削れが引き起こってきます。
そのため、優しくブラッシングしてあげることが大切です。
味細胞
最後に、味覚の低下がどうして起こってしまうのでしょうか。
それは、加齢に伴い、食べ物の味をキャッチしてくれる舌の表面にある味蕾(みらい)の中にたくさん存在する「味細胞(みさいぼう)」が関わっています。
味細胞が働かなくなったり、うまく再生されなくなってしまうことが原因で、味覚を感じられなくなってしまいます。
味覚障害というのは、加齢が原因だけではなく、亜鉛の摂取不足による味覚障害も起こります。
日本人は亜鉛の摂取が不足しがちであり、それに加えて加齢による体の変化や薬剤の服用によって、亜鉛が排出されてしまっている可能性もあります。
そのため、より味覚の感覚がなくなってしまっているのです。
加齢によるお口のトラブルの大きな要因は、唾液の分泌量の減少が、さまざまなお口の病気へとつなげていってしまう理由は、よくわかりましたでしょうか。
また、加齢によって噛む力、筋肉が衰えることで、お口以外の病気にも繋がってしまう可能性があることの理解は深められましたか。
そして、生きていく上で「食べること」というのは切り離せません。
加齢によって味覚が衰えてしまう可能性があることを頭の片隅にいれておきましょう。
もし、気になるお悩みや、ご自身に当てはまるお口の病気などございましたら、お気軽に当院にご相談くださいませ。
加齢によるお口のトラブルは、予防や適切なケアが存在します。
定期的な歯科検診や適切なお口のケアを維持することが、お口の健康を維持するために役に役立ちますので、しっかりとお口の健康を管理しましょう。

加齢に伴うお口のトラブルはどんなセルフケアをしていくべきか?
お口のトラブルをセルフケアするためには、3つのポイントを意識していきましょう。
1.適切なお口の衛生状態を維持すること
毎日行っている歯ブラシを使って、歯と歯茎の間や歯の表面をしっかりと磨きましょう。
しかし、強く擦るようなブラッシングは逆効果になりますので、優しく丁寧にブラッシングしましょう。
優しいブラッシングは、特に加齢においてとても重要になります。
また、フロスを使用しましょう。
フロスとは糸ようじのことです。
歯と歯の隙間や歯茎の周りのプラークを除去するために、定期的にフロスを使用してみましょう。
特に歯茎の退縮が進んでいる場合、慎重に行いましょう。
2.バランスの取れた食事と水分を摂取、適度な運動をすること
歩くなど軽い運動をすることで、食欲の増加に繋がります。
栄養バランスを考えた食事やビタミンやミネラル、カルシウムの摂取にも気を使いましょう。
また、適度な水分摂取によって、お口の中の乾燥を防ぐことができ、特に加齢において十分な水分摂取は唾液の分泌を促進し、お口の中の清潔を維持してくれます。
3.定期的な歯科検診と歯科医師に相談する
定期的な歯科検診を受けることで、歯周病の早期発見や口腔トラブルの早期発見ができ、治療することによって、お口のトラブルを防ぐことができます。
小さなことでもお口のトラブルでしたら、歯科医師に相談することで必要に応じて専門的な治療を受けることができるため、お口のお困りごとは当院の歯科医師にご相談ください。

まとめ
いかがでしたか?
加齢によってどんなお口のトラブルが起こってくるのか、理解できましたでしょうか。
加齢によって一番問題になるのが、唾液の分泌の減少です。
それによって、お口のトラブルはさまざまな病気へと繋がってきてしまいます。
虫歯、口臭、歯周病、その他口腔問題など、唾液の分泌量が加齢によって減少するだけで、いろんなトラブルになってしまう厄介な問題です。
加齢によって、今まで悩まなかったお口の問題もこれから先、頭を抱えてしまうこともあるかと思います。
だからこそ、しっかりとお口の事情を理解することで、健康を維持できたり、歯を丈夫に、長持ちさせたりすることができると思います。
セルフケアは限界もあるため、不安に思うことがありましたら、定期的な検診やお悩みは歯科医師に相談していきましょう。
最後まで読んでくださり、ありがとうございます。



