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インプラント治療って何?

2024年12月30日

こんにちは。「はやし歯科クリニック」です。

今回は、「インプラント治療って何?」についてお話したいと思います。

「インプラント」治療をご存知でしょうか?

キーワードは聞いたことがある方は多いと思いますが、その治療方法や治療の目的などを深く知識をお持ちの方はなかなかいらっしゃらないかと思います。

そのため、このブログをお読みになることで「インプラントとはどのような治療なのか」、「インプラント治療の目的」、「インプラント治療の特徴」、「インプラントは年齢制限があるのか」、インプラントに関する知識を深められるブログになっております。

お口の悩みを解決する方法が、インプラントにあるかもしれません。

ぜひ最後までお読みになって一緒にインプラントの知識を広げ、理解していきましょう。

そして、こちらの治療をお求めの方は、お気軽に当院にてご相談ください。

それでは、「インプラントは歯がかけてしまった時のみの治療なのか」についてお話していきます。

 

インプラントとは

インプラントは、歯科医が歯を抜いた後に、人工の歯根を入れる治療です。

歯根とは、歯が生えている骨の中にある根っこのことです。

インプラントは、この歯根を再現するための治療法です。

まず、インプラントを治療するときは、歯科医がお口の中を綺麗にして、歯茎の上に小さな穴を開けます。

その穴に、人工の歯根を入れて、しっかりと骨に固定します。

これによって、歯を抜いた部分に新しい歯を入れる準備になるわけです。

次に、人工の歯根が骨にしっかりと固定されたら、歯科医が新しい歯を作ります。

この新しい歯は、本物の歯と同じように見え、噛むことも可能です。

そしてインプラント治療が完了すると、まるで本物の歯が生えているような感じになるのです。

インプラント治療のイメージはできましたでしょうか。

歯の骨組みを作ることから始まり、そして本物の歯のような人工の歯を入れ込む治療がインプラント治療になります。

続いては、インプラントの目的についてお話していきます。

インプラントの目的とは

インプラントの目的は3つあります。

1つ目は、ない歯を補うこと。

2つ目は、噛む力を強化すること。

3つ目は、見た目を美しく整えること。

インプラント治療といえば、よくスポーツの怪我や事故などでかけてしまった歯を治すための治療として有名ですが、他にも目的があり、噛む力の補強や見た目を整えるための目的など、さまざまに存在します。

1つずつ詳しく説明していきます。

1.ない歯を補うこと

歯は、例えば事故や虫歯や歯で、抜けてしまったり抜かざるを得なかったりすることがあります。

または、先天的に歯が生えてない場合があります。

インプラント治療は、そのような歯を補うために使われます。

人工の歯根を入れ、その上に新しい歯を作りることができます。

 

2.噛む力を強化すること

歯は、食事をするときやお話をするときにとても重要になります。

インプラント治療を受けることで、噛む力を補強することができるのです。

つまり、しっかりと食べ物を咀嚼したり、はっきり話したりする力をサポートすることができるのが、インプラント治療では可能になります。

3.見た目を美しく整えること

歯は、笑顔や顔の印象に大きく影響します。

かけた歯や虫歯のある歯があると、見た目が気になることがあります。

そのため、自分に自信が持てなかったり、思いっきり笑顔で話せなかったりなど、人前に出ることが億劫になる方もいらっしゃいます。

その問題を解決できるのが、インプラント治療では可能になるのです。

インプラント治療をすることで、見た目を美しく整えることができ、また、人工の歯は、本物の歯にとても近いため、自然な笑顔を保つことができます。

以上がインプラントの3つの目的になります。

これらの目的からもわかるように、インプラント治療は、歯を健康に保ちながら、美しさも保つことができる多目的な治療法です。

ただし、インプラント治療を受ける際は、歯科医とよく相談して、自分にあった治療法を選ぶことが大切です。

インプラントについて、ご興味をお持ちになられましたら、お気軽に当院にてご相談ください。

 

 

インプラントの特徴や治療方法について

インプラントの特徴についてご説明します。

目的や治療方法がイメージできても、どんなものなのかイメージが沸かないと思います。

そのため、こちらの章では、インプラント治療の特徴についてご説明致します。

インプラントの見た目は、とても自然であり、本物の歯とほとんど区別がつかないのが特徴です。

特にインプラントで使われる新しい歯は、本物の歯と同じような色合いで作られます。

歯の色は人によって異なるため。歯科医がインプラントの新しい歯を患者様の歯と同じ色に合わせてお作り致します。

そのため、インプラントを入れても違和感なく、自然な笑顔を保つことができます。

また、形が整っていることもインプラントの特徴でもあります。

新しい歯は、本物の歯と同じような形をしています。

歯はそれぞれ形や大きさが異なるため、歯科医がインプラントの新しい歯を患者様に合わせてお作り致します。

そのため、インプラントを入れた部分も自然な見た目を作ることが可能です。

そして、インプラント治療では、人工の歯根を歯に固定してから新しい歯を取り付けます。

このため、歯茎との繋がりも自然になります。

インプラントを入れた部分から見える歯茎のラインも自然な形になりますので、違和感がありません。

最後に、インプラント治療を行うと、新しい歯には、本物の歯のように光沢ができます。

歯は光を反射する性質があるため、インプラントでも同様に光沢があることがポイントです。

これによってインプラントを入れた部分でも周囲の歯と違和感なく溶け込むことができるのです。

周りの歯に馴染まなくて、見た目を気にされる方もいらっしゃいますが、周囲の歯と同じ色に合わせたり、歯の質を似たものにしたりなど見た目に十分気を使いながら治療致しますので、患者様の不安や心配はありません。

以上が、インプラントの見た目の特徴です。

インプラントは、見た目が自然で本物の歯とほとんど区別がつかないため、多くの人が美しい笑顔を保つために選ぶ治療法になっています。

インプラントは年齢制限はあるのか

一般的に、インプラント治療の適応年齢は成長が安定してからのほうが良いとされています。

そのため、成長期を終えて骨が十分に成長した後くらいが治療を始めるのが良いとされています。

一般的な指標として、女性で16歳以上、男性で18歳以上からインプラント治療を行うことが考えられます。

ただし、個々の状況や歯科医の判断によりますので、成長が早い場合や特別な事情である場合には、それよりも早い年齢から治療を始められることがあります。

治療を受ける際には、歯科医と十分相談し、適切な判断を行いましょう。

また、高齢者の場合、骨密度が低下していることがあるため、インプラント治療が適しているかどうかを判断するために、事前にレントゲン検査やCTスキャンなどが行われることがあります。

患者様の健康状態にあった治療計画を行いますので、お気軽に当院にてご相談ください。

まとめ

いかがでしたか?

インプラントには3つの目的があり、抜けて歯がない場合や先天的に歯がない場合の治療だけではなく、見た目や噛む力を回復させる目的など多様な目的に合わせた治療を行うことが可能であることを、ご理解いただけましたでしょうか。

患者様の目的に合わせて、当院の歯科医とご相談の上、患者様にあった適切な治療方法を考えていきましょう。

最後まで、読んでいただきありがとうございます。

 

審美歯科で行われるセレックとは 保険診療でも可能?

2024年12月23日

こんにちは。はやし歯科クリニックです。

歯科医院では、現在セレック治療が行われています。

 しかし、セレックって何?と思っている方々もまだいらっしゃるかもしれません。

 比較してまだ馴染みのない言葉と言ってもいいでしょう。

 「セレック」とは、コンピューターを駆使し、歯の被せ物を精密に設計、製作するシステムのことを言います。

 銀歯を白くしたいという方々は、こちらの方法も検討してみるといいでしょう。

今回は、セレックシステムのことがわからないという方々のために記事を書きました。

 ぜひ一読ください。

セレックとは何?

セレックは、みなさんにとってそれ程馴染みのない言葉かもしれません。

しかし、世界的な規模で言えば、既に様々な国々でセレックシステムが導入されています。

セレックは、審美的にはどうなのか?と思われている銀歯を、その日のうちに白く修復することができる方法です。

光の技術でお口の中の歯型を取って、データを読み取りしていきます。

そして、データをもとにして、最新の削り出しマシンを使用し、セラミックブロックをわずかな時間で削り出し、白く丈夫なセラミックの歯が完成します。

 

セレックのメリット

セレック治療には、様々なメリットがあります。

 それぞれを詳しく解説します。

製作が1日で完了できる

セレック治療では、その日のうちに補綴物を完成させることができるため、歯医者への通院回数を減らすことができます。

セレックなら、いちいち歯科技工所に発注しないで、歯科医院の中で補綴物を製作できます。

スキャナで撮影し、歯を入れるまで1時間から2時間の超スピード治療が可能となりました。

審美的に優れている

また、セレック治療のメリットは、審美的に優れていることです。

実はセレックは自費診療ではなく、保険診療でも充分白い歯を実現することができます。

一方で審美歯科では、厳しい規格に則ったハイクオリティーのセラミックブロックが使用されています。

 

金属アレルギーを起こさない

また、セレック治療で使用する材質は金属を使わないため、金属アレルギーの問題で悩む必要はありません。

長持ちできる

平均使用年数は、レジンの場合おおよそ5年程度、金属の場合7年であるのに対し、セラミックの補綴物の場合、10年以上と言われています。

 レジンや金属の補綴物と比較して、一般的に長持ちできるメリットがあります。

審美歯科で費用が幾分高くても、セレック治療はコスパが高い方法だと言えます。

虫歯が起こりにくい

またセラミック治療は、金属材質よりも歯に接着しやすいという特徴があります。

 さらに、歯を3D光学カメラでスキャンし、精度の高い補綴物を製作することができます。

 ですから、補綴物と歯のすき間に虫歯菌を入り込みにくくすることができ、虫歯が再発するリスクを少なくできる方法だと言うことができます。

型取りが必要ない

セレック治療は、3D光学カメラを使用して、歯をスキャンするため、いちいち印象材を使った歯型取りをする必要がありません。

 当院でも歯型取りが苦手とおっしゃる患者様も多くいらっしゃいました。

そのような方々にとってまさに、セレックの技術はかなりの朗報です。

 変色しにくい

また、審美歯科のセラミックは変色しない素材を使用します。

ただし、保険診療で行うハイブリッドセラミックは変色をします。

より審美性を追求するのであれば、やはり審美歯科でセレック治療を受けることがおすすめです。

既にセレックには信頼と実績がある

日本ではまだまだセレック治療のことを知らないという方々がいるかもしれませんが、欧州や米国を中心として、世界で既に3万台以上ものセレックが導入されている実態があります。

既にセレックには、20年に渡った実績があり、全世界で1,000万以上の患者様の症例数もあります。

当院でもセレックを導入し、既に多数の施術の実績があります。

今までは歯型を取ってから、セラミック歯が出来上がるまでに数日を要していたのです。

 しかしセレック治療によって、1日でセラミックの奥歯を完成させることができます。

当院でも、 セレック治療を受けてとても感動される患者様が多いです。

歯科医の技術はまぎれもなく現在も進化、成長し続けているのです。

大躍進と言ってもいいのではないでしょうか。

まさにセレックとはそのような技術なのです。

保険診療のセレックと自費診療のセレックの違い

基本、審美歯科は自費診療の対象となるのですが、セレックの場合、保険診療でできるものと自費診療となるものがあります。

セレック治療に使用するセラミックブロックの材質には、オールセラミックとハイブリッドセラミックがあります。

オールセラミックとは、そのまますべてがセラミックで作られているセラミックです。

一方ハイブリッドセラミックとは、セラミックとプラスチックを混ぜて作られている素材です。

 従来、両者とも自費診療の対象だったのですが、2014年になってハイブリッドセラミックの保険適用が認可されました。

 ただし、オールセラミックの方は、現在でも自費診療のままです。

前歯

前歯とは、歯の中心から3本目までの歯のことです。

白い歯と言えば、審美歯科であり自費診療と思われているのですが、白い歯だって保険診療でできる治療分野があります。

ただし以前は、そうではありませんでした。

以前、使用されたのは銀歯の表面に白いプラスチックを貼った素材です。

そのため、変色が簡単に起きてしまったり、同じ場所が再び虫歯になりやすかったりといったデメリットがありました。

前歯に対してセレック治療が保険診療で可能となり、そのような問題を解消することができるようになったのです。

 

小臼歯

また、小臼歯(中心から数えて4本目と5本目の歯)もセレック治療が保険適用になるため、保険治療で白い歯を手に入れることができます。

大臼歯

さらに、大臼歯(中心から数えて6本目から8本目までの歯)のセレック治療は条件付きで保険適用になります。

第一大臼歯のセレックを保険適用にするのには、第二大臼歯が上下左右4本残っていること、かつ安定的な噛み合わせができていることが条件となります。

よって、第二大臼歯が1本でも欠けている患者様の場合は、第一大臼歯のセレック治療は保険適用ではできないということになります。

 なぜそのような事態になってしまうのかと言えば、第二大臼歯のない方々は、その分力が第一大臼歯にかかってしまって、セレック治療をしても割れてしまうリスクがあるためです。

さらに、 金属アレルギーのある方々は、保険適用でセレック治療を受けられる範囲を広めることができます。

ただし、保険診療のためには、金属アレルギーの診断書の提出が必要となります。

セレックのデメリット

 一方でセレックにもデメリットはあるため、こちらも確認しておきましょう。

セラミックの被せ物は耐久性を維持するために、ある程度の厚さを必要とします。

よって、金属と比較して、歯の切削量が多くなってしまう傾向があります。

また、セレック治療はすべてのケースに適用できるわけではありません。

セレックは、現段階で言えば、適合性、接着性という面からみて、ブリッジで使用することが難しいと考えられています。

当院でもセレック治療が可能です。

患者様には、セレック治療のメリットだけでなく、デメリットも伝え、正しい選択をしていただくことが大事であると考えています。

 

歯医者に通えなくなったらどうする?訪問歯科診療について

2024年12月16日

こんにちは。はやし歯科クリニックです。

高齢者や体が不自由な方にとって、歯医者への通院はとても大変なものです。

今回はそんな方に知ってほしい「訪問歯科診療」について、お話したいと思います。

訪問診療とは

訪問診療とは、高齢であったり体が不自由で通院が難しい方に対して、医師や看護師が自宅に定期的に訪問し、診療などを提供するものです。

高齢者の方や体が不自由な方にとって、医師や看護師が自宅に訪問してくれることは大きな助けになりますよね。

医師以外にも、目的に応じてさまざまなスタッフが患者のもとに訪問し、必要なサポートを行うこともあります。

例えば、介護士やケアマネジャーのような介護職種の方も訪問することがあり、それぞれの専門性を活かして患者さんの健康管理や療養生活を支援します。

訪問診療頻度は、患者さんの状態により異なりますが、一般的に1週間~2週間に1回訪問を行います。

このような訪問診療は、医療の利便性を高めるために非常に重要なサービスで、近年注目を浴びています。

 

訪問診療は保険適用?

ここで気になるのは、訪問診療に保険が適用されるかどうかですよね。

結論、保険は適用されます。

基本的に、医療サービスには「医療保険」、介護サービスには「介護保険」が適用されます。

「居宅療養管理指導」については、介護保険が適用されます。

「高額療養費制度」も適用となるので、莫大な費用が掛かる心配はありません。

訪問診療は、患者さんの状態により、医療保険または介護保険が適用されます。

訪問診療にかかる費用は、お持ちの保険によって異なります。

費用に関しても詳しくご説明させていただきますので、ご安心ください。

訪問歯科診療とは

実は歯科診療にも訪問診療はあります。

これを「訪問歯科診療」といいます。

訪問歯科診療とは、歯医者への通院が難しい患者さんのために、歯科医師や歯科衛生士が自宅に訪問し、歯科検診や歯の治療を行うものです。

訪問歯科診療の対象者

訪問歯科診療の対象者は、通院が困難な方です。

具体的には以下のような方が対象となります。

  • 高齢者や障害者で、通院が難しい方
  • 認知症や精神疾患で、歯医者に行くことに抵抗のある方
  • 寝たきりの状態の方
  • 外来の待ち時間が大変だという方
  • 交通の便が悪く、歯医者に通うことが難しい方

上記はあくまで目安です。

年齢制限についての制限は特にありませんが、利用できるのはあくまで受診する本人の心身の状態に問題がある場合のみです。

例えば、「本人は健康だけど、家族が忙しくて歯医者への送迎ができない」、「育児や介護で家を離れることができない」という場合は対象となりません。

実際に訪問歯科診療の対象者は、歯医者の判断によって決まりますので、対象となるか不安な方は、ぜひ一度当院にご相談ください。

ちなみに訪問歯科診療の対象者の数は、令和3年9月30日の時点では、約11.7万人です。

前回の調査から18.3%も増加しており、高齢化が進んでいることが考えられます。

そんな背景もあってか、訪問歯科診療を行う歯医者も増加傾向にあります。

現在は全国で約2割(約13,000ヶ所)が訪問歯科診療を行っているのです。

 

訪問歯科診療を受けるメリット

体が不自由で通院が難しい方ほど、自分でのお口のケアも難しい場合が多いです。

そのため、虫歯や入れ歯のトラブル、口内炎などの症状で困る方が多くいます。

訪問歯科診療のメリットは、以下のように3つ挙げられます。

  • 歯医者に通院しなくても、自宅で歯の治療や、歯科検診を受けることができる
  • 歯医者が患者の食生活を参考にしながら入れ歯を調整できる
  • 歯医者や歯科衛生士が介護の状況からお口の中のケアを提案することもできる

歯医者への通院だけではわからない、患者さんの普段の生活についての情報が得ることができ、患者さんは対処法を聞くことができるのが最大のメリットなのです。

訪問歯科診療の内容

訪問歯科診療では、虫歯や歯周病の治療や予防はもちろん、入れ歯の作成や修理、お口の中のケアも行っています。

一般的に歯医者に通院し、院内で行われる診療と同じ内容のことが行われています。

その他に、食事や飲み込みが困難な患者の口腔機能を改善する「嚥下リハビリテーション」を行っている場合もあります。

訪問歯科診療だから治療できる範囲が狭くなるのでは、と懸念される方もいるかもしれないですが、安心して利用することができますね。

訪問歯科診療にかかる費用

訪問歯科診療では、以下の費用がかかります。

  • 歯科訪問診療費(訪問診療代)
  • 検査や治療費(虫歯や歯周病の治療など)
  • 指導料(お口の中のお手入れ方法など)

訪問歯科診療費用には先述の通り、医療保険や介護保険が適用されます。

しかし保険適用となるには、条件があるのです。

その条件とは、歯医者から自宅までが、半径16km圏内にあることです。

16kmを超えて訪問歯科診療を依頼するのに、絶対的な理由がある場合は除きますが、患者の希望や都合によっては、保険は適用されず全額自己負担となります。

絶対的な理由とは、例えば「自宅から16km圏内に訪問歯科診療を依頼できる歯医者がない」、「近くに訪問歯科診療を依頼できる歯医者はいるけど、不在で依頼できない」というものです。

また、介護保険を適用することも可能ですが、介護保険は要介護認定を受けていないと適用できません。

自身で通院や外出が困難な心身の状態である場合は、要介護認定を受けられる可能性が高いです。

そのため診療を受ける前に申請しておくことをおすすめします。

訪問歯科診療を受診するのに必要なもの

訪問歯科診療を受診する際は、健康保険証やお薬手帳を準備します。

その他に介護保険証や、福祉医療受給者証も持っていれば準備しましょう。

基本的に、歯医者に通院する際に必要なものと同じものを用意します。

訪問歯科診療と歯科往診の違い

訪問歯科診療と似たものに、歯科往診と呼ばれるものがあります。

訪問歯科診療との違いはどのようなところにあるのでしょうか?

訪問歯科診療とは、スケジュールをしっかり立て、歯医者が患者さんの自宅に訪問して診療することです。

初回のカウンセリングで病状を診断した上で、治療の計画や頻度を決めていきます。

診療の内容は、虫歯や歯周病の治療、入れ歯の作成や修理、親知らずの抜歯など様々です。

どこまで対応してもらえるかは歯医者によりますので、詳しい診療内容についてはぜひ当院にご相談ください。

それに対して歯科往診とは、突発的な病状の変化が起こり、困った場合に、臨時で歯医者が患者さんの自宅に出向くことです。

救急車を呼ぶほどではないけど、なるべく早く来てもらいたい時などに依頼します。

 

まとめ

以上で訪問歯科診療についてのお話を終わります。

高齢社会が進んでいる今、訪問歯科診療はこれからも広がっていくでしょう。

医療サービスの利便性を高めるためにも、利用できる医療機関を増やす必要があります。

今は利用しなくても、今後利用する可能性はありますよね。

またご家族が高齢の方は、自分は利用しなくても、ご家族が近いうちに利用する可能性があります。

他人事ではないのでしっかり今のうちから知っておくことが大事です。

もし、訪問歯科診療について、本当に利用できるのか、また診療してほしいことを診てもらえるかなど心配なことがありましたら、お気軽に当院までご相談ください。

 

歯の黄ばみ、変色が気になる方へ

2024年12月9日

こんにちは。「はやし歯科クリニック」です。

今回は、「歯の黄ばみ、変色が気になる方へ」についてお話していきたいと思います。

歯の黄ばみや変色は、ご自身で予防するには、とても苦労した経験はないですか。

また、歯の変色は気になるけど、コーヒーや紅茶、食事の制限をするのは、辛い。

そう思って歯の黄ばみや変色を諦めていませんか。

実は、歯の黄ばみや変色はホワイトニングしか対応できないと思っている方にぜひ、最後まで読んでいただきたいブログになっております。

歯の変色や黄ばみを予防したり、治療を行う方法はホワイトニングだけではないんです。

この記事を読むことで、患者さまのお困りのお悩みが少しでも解決できる内容になっておりますので最後までお読みになって、歯の黄ばみ、変色に対応する方法について一緒に学んでいきましょう。

そもそも歯はなぜ変色してしまうのか

その理由は、5つあります。

一つずつ詳しく説明しますので、自分に当てはまっている項目はあるか、確認してみましょう

食べ物や飲み物の摂取

こちらは歯が変色してしまう理由として有名ではないでしょうか。

コーヒーや紅茶、赤ワインなどの色の濃い飲み物や、カレーやソースなどの色の濃い食べ物は、歯の表面に着色しやすい成分を含んでいるからです。

また、酸性の食べ物はや飲み物は、歯のエナメル質を溶かして色素が浸透しやすくなってしまいます。

 

喫煙

タバコに含まれる、ニコチンやタールなどの成分が歯の表面に付着し、黄ばみや変色を引き起こすことがあります。

タバコには何種類もの物質が含まれています。

そのタバコを口に加えて息を吸い込むことで多くの物質は前歯を介して口腔内へ入ってしまい、歯は変色を起こしてしまいます。

タールというのは、もともと黒い物質になる為、歯はその影響によって黄ばみや変色を起こしてしまいます。

 

歯垢やプラークの蓄積

みなさまは、歯の検診は定期的に受診されていますでしょうか。

十分な歯のケアを怠ってしまうと、歯垢やプラークが歯の表面に付着し、時間と共に黄ばみや変色の原因になってしまいます。

プラークとは、口内で歯の表面に形成される無色の膜状コーティング材のようなものです。

主に細菌や食べかす、唾液の中のタンパク質などから作られます。

これが固まってしまうことによって歯垢ができてしまうのです。

加齢

年齢とともに歯のエナメル質(歯の表面を覆っている硬い層のこと、エナメル質が存在することで、虫歯などの口腔内の病気を守ってくれる大事な物質です。)が薄くなり、象牙質が透けて見えるようになることがあります。

これによって、歯全体が黄色く見えてしまう原因になってしまうのです。

薬物の副作用

一部の薬や抗生物質は、歯の色調に影響を与えることがあります。

特に子供の歯の発育に影響を与える可能性のある物質は、将来的に変色の原因になることもあります。

どうでしたか?

私生活の中で、自分に当てはまる行動や習慣はありますでしょうか。

これらの要因は、個々の生活習慣や遺伝的要因によっても影響されるため、歯の変色や黄ばみを防ぐためには、まず、定期的な歯科検診や適切なケアを行いましょう。

歯の黄ばみや変色を少しでも予防するための行動とは

歯の黄ばみや変色というのは、日常の生活の中で誰もが行う行動が歯の変色や黄ばみの原因になってしまうため、避けようがないと、落ち込んでしまってはいませんか。

もちろん、歯の変色や黄ばみを、真っ白な白い歯に変えるのは難しいです。

しかし、ある行動が、歯の変色や黄ばみの進行を食い止めることができます。

それはどんな行動か。

歯の変色や黄ばみの進行を食い止める方法を3つご紹介致します。

1.毎日歯のブラッシングを行うこと

歯ブラシと歯磨き粉を使用して、毎日2回、朝と夜に歯をブラッシングすることが重要です。

正しいブラッシング技術を身につけるためにも、当院の歯科医にご相談してみてはいかがでしょうか。

当院では、適切な歯のブラッシング指導も行っております。

歯の変色や黄ばみが気になる方は、まずは検診と、歯のブラッシング方法を学んでみましょう。

表面の磨き方だけではなく、歯の間や裏側、奥まで丁寧に磨く方法を伝授致しますので、お気軽にご相談ください。

 

2.フロスや歯間ブラシを使用すること

歯ブラシだけでは届きにくい歯の間の汚れや歯垢を除去するために、フロスをご使用することは、歯の変色や黄ばみの進行を防ぐことができます。

歯ブラシだけで歯の間を綺麗に磨く自信がない方におすすめですので、ご使用してみてはいかがでしょうか。

当院では、おすすめのフロスを取り揃えていますので、こちらもお気軽にご相談ください。

 

3.適切な食事と飲み物の選択をする

色の濃い飲み物や食品の摂取を控えめにすることが、歯の変色や黄ばみの進行を止める一番の方法になります。

しかし、この方法は、お食事や好きな飲み物を制限してしまっては、楽しみがなくなってしまう方も多いかと思います。

そのため、これらの食品や飲み物を摂取した後には、「お口をすすぐ」といった行為だけでも歯の変色や黄ばみの進行を遅らせることができます。

どうでしたか?

これらのセルフケアを実践することで、歯の変色や黄ばみの進行を抑制することが可能になります。

しかし、セルフケアにも限度があります。

そのため、歯科医によって、歯の変色や黄ばみを対処する方法もご紹介致しますので、是非このままお読みになってください。

ホワイトニング以外でも歯の変色や黄ばみを治療する方法はあるのか

「歯の変色や黄ばみは、ホワイトニングしか方法はない」と思っている方いませんか。

実は、ホワイトニング以外にも歯の変色や黄ばみを抑えたり、治療する方法が存在します。

3つほどご紹介致します。

まずは「ホワイトコート」と言われる治療法です。

例えるなら、歯のマニュキュアのようなものです。

一度の治療で歯を白くすることができるので、大事なイベントや結婚式などに合わせてこちらの治療を受ける患者様もいらっしゃいます。

基本的に歯ブラシを行っても問題はありませんが、研磨剤入りの歯磨き粉を使用して強く磨いてしまうと、剥がれてしまう可能性があります。

しかしながら歯が継続して白さを保つことができるのも1~3ヶ月ほどとされており、一時的に歯を白くする方法であります。

「イベントだけでも歯を白く見せたい!」といった方におすすめする治療法になります。

少しでもご興味ありましたら、当院にご相談ください。

次にご紹介するのは、「ラミネートベニア」という治療法になります。

こちらの治療方法とは、歯の表面をわずかに削り、そこに薄いセラミック(歯の見た目を美しくするための、硬い素材の一種)を貼り付けるような治療法になります。

こちらを例えるなら、付け爪のようなものになるため、元の歯が白くなることはありません。

ですが、歯の変色などを改善することができる上、歯並びを美しく見せることができる治療法になります。

歯の色だけでなく、歯並びも改善したい方におすすめの治療法です。

最後にご紹介するのは「セラミック治療」です。

セラミック治療とは、詰め物などの人工物を白くするための治療になります。

セラミック治療を受けることで、すでにある銀歯や詰め物の素材をセラミックに変更することも可能です。

こちらも治療も、歯の変色が気になるだけではなく、歯並びなども綺麗にしたい方におすすめの治療方法になります。

また、こちらの治療は、とても頑丈な素材を使用しているため、虫歯になりにくいといった特徴も持っています。

以上3つ、ホワイトニング以外の歯の変色、黄ばみを治療する方法をご紹介致しましたが、気になる治療方法はございますか?

詳しく治療方法や治療の特徴をお知りになりたい方は、お気軽にご相談ください。

まとめ

いかがでしたか。

歯はどのようにして変色、黄ばんでしまうのか、ご理解いただけましたでしょうか。

歯の色は、誰もがお悩みになる部分かと思います。

他にも歯の変色、黄ばみでお困りのことがございましたら、当院の歯科医が対応致します。

また、正しいブラッシング方法を学ぶことも、歯を白く保つ方法の一つになります。

まずは歯科医の検診から、ご受診になってお口の健康を見ていただきましょう。

最後まで読んでいただきありがとうございます。

また次のブログでお会いしましょう。

 

いまさら聞けない!正しい歯磨きの仕方とは

2024年12月2日

何よりも健康な歯を維持するのに大事なのは、歯磨きです。

歯磨きの方法を知ってますか?と聞けば、きっと多くの人たちが、そんなことわかっているに決まっているだろう…ということでしょう。

しかし、歯磨きはできていたとしても、その方法が正しく行われていないと、むし歯や歯周病のリスクを高めてしまうことになります。

歯磨きとは毎日毎日繰り返すことであるため、ちょっとした間違いを今すぐに訂正し、正しい方法を継続することが大事です。

今回この記事では、ズバリ、正しい歯磨きの仕方について解説をします。

まずは、現在自分自身が行っている歯磨きとの違いを見つけてください。

 

歯磨きの時間はいつがいい?

みなさんは、だいたい歯磨きの時間を決めていることでしょう。

それぞれの方々に生活習慣があり、無理しない感じで歯磨きをしていただければいいと思うのですが…。

ただし、ベストの歯磨きのタイミングについてお話しすれば、それは、「寝る前」と「起きてすぐ」です。

だ液には菌の繁殖を抑える働きがあるのですが、寝ている時間、だ液の分泌量は極端に少なくなってしまいます。

ですから、就寝前と起床直後、歯を磨く習慣をもつことで、お口の中に繁殖してしまった菌をタイムリーに洗い流すことが可能です。

朝食後は磨かなくていいの?

朝食後は磨かなくていいの?

そんな質問もきっと出てくることでしょう。

食事をとればお口の中に食べかすが残ってしまうでしょうし、時間がたてば、細菌によって歯垢が形成されてしまいます。

ですから、食後の歯磨きもできれば行っていただきたいです。

ただし、それが難しくて歯磨きの習慣が乱れてしまうようであれば、とにかく「寝る前」と「起きてすぐ」を優先させてください。

食べた後すぐの歯磨きはやめた方がいい?

むし歯予防のためには、食べたら食べカスを取り除くことが大事なのは間違いないことなのですが。

食べた後すぐに歯を磨くことで、歯の表面を溶かしてしまうこともあるため注意が必要です。

理由は、砂糖の入った食事、また酸性の食べ物などを食べることで、お口の中が酸性になります。

むし歯菌が砂糖を摂取すると酸を産生するからです。

そうなれば、歯の表面は目に見えないほどですが溶けた状態になっているのです。

その状態のとき歯磨きをしてしまうことで、歯の表面の組織を破壊してしまうことがあります。

破壊を防ぐためには、だ液によって酸にさらされたエナメル質が再び硬さを取り戻すのを待って、30分ほど経ってから歯磨きをするのが理想です。

どのような歯磨きをすればいい?

ここでは、正しい歯磨きの方法についてお話しします。

歯の表面に歯ブラシの毛先を垂直に当ててみて、30回ほど小刻みに左右に振動させてください。

歯ブラシが届きにくい歯の裏側は、斜め45度程度を意識しましょう。

歯と歯のすき間を磨くというよりも、振動させることをイメージするといいでしょう。

奥歯の磨きにくい部分のそのままの放置は厳禁です。

歯ブラシを立てたり、斜めにしたりし、掻き出すような感じを意識するといいでしょう。

 

間違いだらけの歯磨き

毎日努力して歯磨きしているものの、間違った磨き方をしている以上、歯にとって逆効果になってしまうようなこともあります。

このような歯磨きをしていることはないでしょうか。

力強く磨いている

普段ゴシゴシ力強く磨き、すぐに歯ブラシの毛先が駄目になってしまう方々もいるのではないでしょうか。

ゴシゴシ力を入れて磨くことで、磨けた達成感があるのかもしれませんが。

そんなに力を強く入れすぎてしまうことで、歯ぐきが退縮してしまい知覚過敏になってしまったり、大ざっぱな歯磨きになってしまい、磨き残しが出てしまうことも少なくありません。

ですから、目安としては、200gほどのか弱い力で、かつ、鉛筆を持つような感じで歯ブラシを持つことで、力が分散されてそれ程力をかけないで磨くことができるようになります。

磨く順番を決める

磨く順番を決めずに手あたり次第あちこち磨いてしまえば、歯磨き粉がお口の中に行き渡ることで歯磨きをした感じになってしまうこともあり、磨き残しが起こることが多いです。

また、無意識のうちに磨きにくい所や苦手な所ができて、その部分がつい避けられる傾向があります。

むし歯や歯周病は、その場所からなってしまう可能性が充分あるため、あらかじめ磨く順番を決めて、磨き残しが起こらないようにしてください。

歯の裏側をみがくポイントは意識すること

歯の裏側を磨くポイントはとにかく自分自身が意識することです。

歯の裏側は無意識に磨くことが難しい場所だからこそ、次は歯の裏側をみがこうとしっかり意識することが大事です。

細かい話しをすれば、右利きの方々は、右の歯の裏側に磨き残しが多い特徴などがあります。

利き手側は、手首をかえさないとなかなかうまく磨けないため、キレイに磨くことが難しい場所です。

ですから、より一層、意識して磨く意識が大事です。

また、歯の裏側を上手に磨くためには、歯ブラシのかかとをうまく使ったかかと磨きが効果的です。

さらに、タフトブラシ(毛束が1つのヘッドの小さな歯ブラシ)を併用することも検討するといいでしょう。

歯の裏側に使用する際は、先が尖っている、あまり固くないタフトブラシを選んで、歯ブラシが入りにくい歯と歯茎の境目を狙って磨いてみましょう。

歯磨きは一日一回ではダメ!

ひょっとしたら中には、一日一回毎朝歯磨きしているからいいだろうという考え方をしている方々もいるかもしれません。

夜は眠いからつい歯磨きをサボってしまうような方々もいらっしゃることでしょう。

歯磨きが一日一回でダメな理由は、お口の中の不衛生な状態が常態化してしまい、むし歯や歯周病などの細菌感染リスクが極めて高まるからです。

朝起きたばかりの口の中は細菌の温床となっています。

また、寝ている間は細菌の活動が活発になっているので、就寝前にしっかりと歯磨きを行い、口の中をキレイにする習慣が大事です。

1日を通し、0~1回しか歯磨きをしない人たちは、1日2回以上歯磨きを心掛けている人たちと比べて圧倒的にむし歯や歯周病のリスクが高いという報告があります。

お口の中の疾患は何もむし歯や歯周病に限る訳ではありませんし。

歯の影響は時として、全身疾患にも及ぶことがあるので呉々も注意したいところです。

これらを予防するためには、毎日なんとしても最低1日2回の歯磨きの習慣を自分のものにする必要があります。

歯磨きとは、自分自身で行うことができる最大の予防だと考えてください。

プロのクリーニングの必要性

セルフケアの歯磨きだけでは、どうしても歯垢やバイオフィルムが残ってしまうことがあります。

何日も歯垢が取れないと、だ液の成分と結合してしまい、歯石となり沈着してしまうでしょう。

当歯科医院で、専用器具を使ったクリーニングを定期的に受ける習慣をもつことで、歯石やバイオフィルムを除去でき、歯の表面をツルツルのキレイな状態にすることができます。

また、歯科医院に通う習慣をもつことで、歯周病やむし歯になってしまっているときには、早期に

対処することができます。

 

ブラッシング指導

当歯科医院では、患者様にいつものようにブラッシングをしてもらって、良い点や良くない点を見つけ、お伝えしながら正しい磨き方を身に付けてもらえるようアドバイスするブラッシング指導も行っています。

歯科医院とは、ただむし歯や歯周病を治療するだけの場所ではありません。

歯の健康を維持するためには、「磨く」だけではなく、「磨けている」ことが大事なのです。

ポイントを抑えた正しい歯磨きをすることではじめて、歯の健康は維持されていきます。

当歯科医院では、患者様ひとりひとりのお口の状況に合った最適な磨き方を、自身で実践しやすいような方法で行えるようキメ細かいアドバイスをさせていただいております。

 

歯科医院で起こりうる様々なトラブルと対策について

2024年11月25日

こんにちは。はやし歯科クリニックです。

歯科医院で治療を受けて、治療したあと、様々なトラブルに遭遇してしまうこともない訳ではありません。

そこで今回は、歯科医院の治療で起こりうるトラブルを解説するとともに対応の仕方について解説します。

歯のブリッジ治療でトラブルが起きた

ブリッジ治療とは、歯をなくしてしまった空間を補うため、隣り合った歯と橋渡しをして補う方法です。

ブリッジ治療は、保険診療が可能であるため、患者様の経済的負担も軽く、気軽に受けることができる治療です。

ただし、ブリッジ治療を行い、こんなはずじゃなかったのに…と思っている方々もいるのではないでしょうか。

 

痛み・違和感がある

ブリッジ治療をして、こんなはずじゃなかったのにというのは、痛みや違和感を感じることです。

おおかたブリッジ治療を行って失敗してしまったと考えるほとんどの患者様がこの悩みを抱えているのでしょう。

しかし、新しい装置をお口にセットするとなれば、どうしても最初のころは、痛みや違和感が出てしまうことがあります。

このようなことはトラブルと言うものの、当院でもどうしようもないことであるため、患者様にはしばらく慣れるために辛抱していただく必要があります。

ブリッジ治療は、使う材質によっては、歯に重りがついたような感じがあることや、歯ぐきに刺さっている感じがする…などと感じる方々もいるかもしれません。

もしも、患者様がブリッジの材質を選べる状況下であるのなら、ご自身の身体にマッチした馴染みやすい材質や、弾性のある材質を選ぶことで、痛みや違和感などのトラブルを回避することができるかもしれません。

歯が取れてしまった…

また、ブリッジ治療をして歯が取れてしまった…という方々もいらっしゃることでしょう。

歯が取れる原因として考えられるのは、主としてブリッジをセットするときの接着が甘かったり、また、患者様の噛みグセなどがあって、過度な力がブリッジにかかってしまっていることをあげることができます。

ブリッジの接着が甘かった…というのも、歯科医院でブリッジをお口の中にセットするとき、唾液など異物が入り込んでしまわないよう完全に防湿して接着をすることが必須なのですが、患者様の唾液の量が多かったり、舌癖などがある場合、接着する歯の面に唾液が付着してしまい取れてしまうことがあります。

噛みグセなどで過度な力がブリッジにかかることもあります。

ブリッジをセットすることで歯をなくした空間は補われているのですが、ダミーの歯の部分は、歯がない状態と同じであるため、他の歯と同じというわけではなく、どうしても強度は劣ってしまいます。

ブリッジした状態に早く慣れようと思って、ブリッジをセットした部分ばかり集中して噛んでいれば、噛みグセが付くだけでなく、劣化の原因となり、結果ブリッジが取れてしまうことがあります。

食事するときでも右左バランスよく噛むことを意識して、過度な負荷がブリッジにかからないよう気をつけましょう。

歯の色が合わない

ブリッジを作る際、シェーディングという工程が行われるのですが、シェーディングは、色調合わせの作業です。

当院では、ブリッジした部分が、周囲の歯と色合いが馴染むよう自然光でブリッジ部分の色を調整していきます。

しかし、ブリッジは、あくまでも人工物であるため、周囲にある歯と100%同じように色を合わせることはほぼ不可能であり、色合わせは、あくまでも周囲の歯の色に近づける作業だと捉えたほうが理解しやすいかもしれません。

ブリッジに使っている材質によっても、白さ、透明感、ツヤ感などに違いがあるため、ブリッジの材質を選ぶ際は、自分の歯の色合いがどの材質であれば相性がいいのか歯科医師とよく話し合うことが大事です。

ブリッジ治療の失敗を回避するためにも、まずは歯科医師とブリッジ治療のメリット、デメリットについてよく相談してから治療に入ることが理想です。

前歯の差し歯がおかしい…

差し歯に違和感をお持ちであれば、ひょっとしたら歯や、歯周りに起きているトラブルのせいかもしれません。

前歯の差し歯に違和感が起こる場合は、いくつか原因を考えることができます。

そのまま放置しておけば、他の健康な歯やお口のトラブルにもつながるリスクがあるため、早期発見することはとても大事です。

特に前歯は目立つ場所であるので、気になる症状が起これば、すぐに受診するようにしてください。

また、差し歯治療をしたばかりの方々であれば、差し歯に慣れないため、違和感を感じる場合もあります。

かみ合わせが合わないとか、隣りの歯とのすき間が窮屈だと感じる方々もいらっしゃるかもしれません。

かみ合わせが良くない状態のまま放置しておけば、歯ぐきや歯に負担をかけてしまうこともあります。

違和感が長く続くようであれば、ご相談ください。

また、かみ合わせが悪いなどの状態で歯に負担がかかったままでいれば、根が割れてしまったり、ヒビが入ったりすることもあります。

差し歯がグラグラしてきて取れやすくなってしまったり、歯ぐきが腫れてしまったという場合もあります。

歯が割れてしまった場合、抜歯しなければならないこともあります。

根にヒビが入っている場合も、場所や大きさによって根の治療ができる場合とそうでない場合があります。

また、歯や歯ぐきの病気によって違和感を感じる方々も少なくありません。

根の中の細菌感染によって歯根の先に膿が溜まってしまえば、気づかないうちに骨は段々となくなっていきます。

痛みを感じてしまうこともあるでしょう。

そのような方々も、早めの受診が必要です。

さらに、差し歯に違和感が起こる原因には、歯周病があります。

歯周病は日頃のケアで予防することができる病気です。

定期的に歯の状態をチェックすることも、差し歯トラブルを防ぐために有効的方法です。

審美歯科で起こるトラブル

審美歯科でも、時としてトラブルがない訳ではありません。

例えば、歯の形を理想的な形に整えるために削りすぎてしまって、歯が弱くなりすぎてしまったり、過度なホワイトニング治療によって歯に負担がかかりすぎてしまうことがあります。

また、セラミック治療は、素材の強度によっては割れやすいため、審美治療であるはずなのに、審美的問題を引き起こしてしまうこともあります。

このようなリスクを回避するためには、歯科医師の経験値や、素材の選定などが大事なポイントとなります。

また、患者様自身も、治療する前に積極的に歯科医師とコミュニケーションをとるようにし、不安や希望を伝え解決することが大事です。

審美歯科は、美しくて、健康的な歯を手に入れることができる素晴らしい治療なのですが、トラブルが起こるリスクもあることを頭に入れて、より信頼できる歯科医院での治療を選ぶようにしましょう。

トラブルが起こる原因

歯科医院においてトラブルが起きる原因はいろいろありますが、大きな原因として歯科医師と患者様とのコミュニケーション不足をあげてもいいのかもしれません。

治療の内容や、費用などが充分に説明されないまま治療が進行してしまうようなケースも散見します。

そのために、患者様に不信感や、不満が生じ、トラブルに発展することがあります。

実際には診療にあたって医療器具の不備があったり、医療ミスが起きることもない訳ではありません。

そのようなことは歯科医院の責任ですが、コミュニケーションを大事にする姿勢で、治療内容の説明や情報提供がスムーズに行われれば回避できるトラブルもあります。

当院では、医療器具の管理や医療ミス防止のために、医療従事者の教育や訓練を定期的に行っております。

万が一トラブルが発生した場合のことも考え、すみやかに患者様に原因や対応策を説明し、信頼関係を回復することが大事であると考えています。

 

信頼できる歯科医院へ

どのような歯科医院を選べばいいか、それは、信頼できる歯科医師を選ぶことです。

しかし、信頼できる歯科医院はどのように選べばよいのでしょうか。

まずは、ネットで口コミ・評判の情報を収集することが大事です。

一般歯科や小児歯科、矯正歯科、インプラント、審美歯科など、診療科目はいろいろあります。

治療内容によってそれぞれ歯科医院に得意不得意があることもあるため、自身の治療内容に合った歯医者を選ぶことも必要です。

また、診療実績がどの程度あるのかや、継続的に勉強会に参加している歯科医師はそれなりに信頼性が高いと言っていいでしょう。

最後に、歯医者に通院するときに、治療のリスクや、副作用について理解することが大事です。患者様が治療に関する知識をもつことで、安心して治療を受けられるでしょうし、トラブルを未然に防ぐことが可能です。

 

本当に!?多くの人が経験している「ギリギリ」

2024年11月18日

気づいていないだけで、あなたも「歯ぎしり」をしているかもしれませんよ?

日本人の70%の方が歯ぎしりを経験しているということが分かってきています。しかし、ほとんどの人は歯ぎしりを自覚していないのです。

歯ぎしりで強い力をかけ続けることによって詰め物がかけたり、すり減ったり、さらにひどい場合は歯が割れることもあります。

たとえ、健康な歯だったとしても、歯ぎしりにより歯が揺れたりすることで、歯周病や顎関節症のリスクを高めてしまいます。さらには、肩こりや頭痛などの原因にもなるため、適切な対処が必要になります。

 

歯ぎしりの原因

歯ぎしりの明確な原因はわかっていませんが、主に「ストレス」、「喫煙・飲酒」、「噛み合わせが悪いこと」と言われています。

ストレス

歯ぎしりの原因では、精神的なストレスとの関連性が深いと考えられる様になっています。

私たちは、寝ているとき無意識に歯を食いしばったり、擦り合わせたりすることで不安や憂うつな気持ちを解消しているのです。

しかし、ストレス解消のためといっても、歯にダメージを与えるほどの過度な歯ぎしりは改善する必要性があります。

喫煙・飲酒

因果関係は明確になっていませんが、お酒やタバコが原因で歯ぎしりが起こるという説もあり、アルコールやニコチンの摂取は、歯ぎしりの症状を悪化させるリスクがあると言われています。

コーヒーなどカフェインの過度な摂取も歯ぎしりを悪化させる場合があると考えられており、アルコールや煙草は適度な量を心掛けると良いでしょう。

噛み合わせが悪い

歯並びが悪い場合や治療で歯の詰め物や被せ物の高さがずれてしまっていると、噛み合わせが悪くなってしまいます。

歯の噛み合わせが悪いと、一部の歯に強く当たり、噛み合わせが安定しないため、歯ぎしりの原因となることがあります。

歯ぎしりは「ギリギリ」擦るだけじゃない

歯ぎしりと聞いてどんなイメージを思い浮かべますか?

寝ている時に「ギリギリ」や「ガリガリ」といった音を立てて歯が擦り合う状態を思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。

歯ぎしりは、大きく次の3つの種類に分けることができます。

①「ギリギリ」「ガリガリ」の歯ぎしり:グラインディング

②「無音の圧力」の食いしばり:クレンジング

③「カチカチ」噛み合う:タッピング

①「ギリギリ」「ガリガリ」の歯ぎしり:グラインディング

歯ぎしりの中でも一番多くの人にみられるのが「グラインディング」です。

これは「ギリギリ」と歯を擦り合わせる最も一般的で頻度の多い歯ぎしりです。音が発生するため、周囲の人に気づいてもらえることが多いです。

これは、上下の歯を強く噛んだ状態で横に滑らせ擦り合わせる動きをしています。実は、最も歯にダメージを与える歯ぎしりになります。歯の削れは大きく、歯が擦り減って平らになるという特徴がみられます。

多くの場合は眠っている時にしていますが、少ないですが起きている時にしている人もいます。ただし、実際には「音のしない歯ぎしり」をしていることもあるため気づかない場合もあるようです。

②「無音の圧力」食いしばり:クレンチング

クレンチングは、「食いしばり」や「咬みしめ」とも言われています。

別物の様に思っている方も多いかもしれませんが、この食いしばりも歯ぎしりの一種になります。

日中、力仕事の時に歯を食いしばったことはありませんか。

寝ている時に無意識で同じように力が入ってしまい、「上下の歯をグッと強い力で噛みしめる行為」のことを言います。

グラインディングの様に擦り合わされる時と違い、音が出ないために自分では分からないため自覚していない人が多いです。

クレンチングをしている人は、頬の筋肉に力が入っている時間が多いため堅く膨らんで見えることがあります。更に、朝起きた時に口の周りや顎に疲労感を感じることもあります。

③「カチカチ」噛み合う:タッピング

タッピングは、上下の歯を「カチカチ」と噛み合わせてしまうものを言います。他の2つよりも比較的頻度の少ないタイプです。

例えるなら、とても寒い日に体が震えると、無意識に歯も「カチカチ」と鳴る時の様な状態です。

「無自覚」「無意識」の歯ぎしり

歯ぎしりは、睡眠時に起きている「睡眠時ブラキシズム」と起きている時に癖のようにしている「覚醒時ブラキシズム」にも分けることができます。

どちらの場合でも、無意識下で行っていることが主で自分では気づくことができないこともあります。

まずは、セルフチェックをやってみる

次のセルフチェックポイントに自分が当てはまるか確かめてみてください。

・寝ているときに歯ぎしりをしていると家族に言われたことがある。

・仕事中など、集中すると奥歯に力が入りがちである。

・歯にヒビや亀裂がはいっている。

・歯が欠けたことがある。

・奥歯がすり減って、歯の縁が丸みを帯びている。

マウスピースを装着することで、歯や顔周りの筋肉、顎関節に対する直接的な負担を減らすことができます。

初めてマウスピースを装着した時は、違和感が気になる方もいますが慣れてしまえばほとんど違和感なく眠ることができるようになります。

・歯の根元が削れている。

・朝起きたときに口の周辺や顎が疲れていて、だるさを感じる。

どうでしたか?1つでも当てはまった項目があれば、貴方も「歯ぎしり」をしているかもしれません。

歯ぎしりは放置していると「知覚過敏」や「歯周病」、「顎関節症」、「頭痛」の発生リスクが高まる場合も多いです。一度、歯科医院に相談することをオススメします。

歯ぎしりの対処方法

歯ぎしりの対処方法を、4つご紹介します。

  1. マウスピースを作る
  2. 噛み合わせの改善
  3. ストレスを溜め込まない
  4. 良質な睡眠をとる

では、次は具体的な内容を詳しく説明しましょう。

①歯科医院でマウスピースを作る

現在、歯科医院で主に行っている治療方法になります。

自分の型を取ってマウスピースを作り、睡眠中は、このマウスピースを装着するというものです。

 

②噛み合わせの改善

こちらも、歯科医院で行う専門的な治療になります。

歯並びが悪いことが影響している場合は、矯正治療を行う場合があります。

歯の被せや詰め物が影響している場合は、改めて調整し直すことで改善されることもあります。

③ストレスを溜め込まない

先に述べた様に、「ストレス」は歯ぎしりの原因と関連が深いです。現代社会を生きる私たちには、全てのストレスをなくすことは難しいですよね。

なので、自分なりに「ストレスを発散させる方法」を見つけていきましょう。

例えば、有酸素運動をする、ストレッチをする、ゆっくり湯船に浸かってみるなど「自分がリラックスできる」と感じるものが良いでしょう。

④良質な睡眠をとる

自分で症状を改善するために、質の良い睡眠がとれる環境づくりも大切です。

高すぎる枕など合わない枕を使用していると、歯ぎしりが起こりやすくなるといわれています。

寝るときによい状態の姿勢をとれるように、自分に合う枕を選ぶとよいでしょう。

まとめ

無意識に行っている「歯ぎしり」は、自分で気づくことができない場合が多いです。

そのため、普段から自分の顎周りや、歯の状態をチェックしておくと気づくことができるかもしれません。

セルフチェックポイントを確認して「もしかしたら私も。」と思ったら、放置して「歯周病」や「顎関節症」などの疾患を併発する前に、是非当院にご相談ください。

 

保険診療と自費診療の違いって何?

2024年11月11日

こんにちは。「はやし歯科クリニック」です。

今回は『保険診療と自費診療の違いって何?』についてお話していきたいと思います。

まず、保険診療と自費診療といったワードは、一度は耳にしたことはあるのではないでしょうか。

「治療したいけど、これって保険適応されるのかな…。」などと考えてしまって、治療を諦めてしまっていませんか?

保険診療と自費診療の違いや詳しい知識をお持ちの方はなかなかいないのではないかと思います。

保険診療がどんな病気や治療が対象になるのか。

自費診療となってしまうのは、どんな病気や治療が対象になるのか。

そして、今治療を受けるか悩んでいる方は、こちらのブログをお読みになって参考にしていただければと思います。

それでは、保険診療と自費診療の違いについてご説明致します。

保険診療とは

保険診療とは、国民健康保険や健康保険などの公的医療保険に加入している全ての人が、どの医療機関でも同じ内容の診療を同じ料金で受けられる制度のことです。

怪我や病気などを治療しようと思った時、必ず料金は発生します。

しかし、国民健康保険法によって、治療方法とその診療報酬が決められているため、患者様自身が負担する料金は、どの病院へ行ったとしても、医療費は最大でも3割負担のみになります。

では残りの医療費はどうなっているのかというと、加入している保険者の負担で賄っている形となっています。

この制度は、世界共通ではなく、例えば、アメリカなどで治療を受けようと思うと、アメリカでは治療費は全て自己負担となっているため、この制度というのは、日本独自の制度になっているのです。

さらにこの制度は、国民の健康と経済的な負担の軽減を目的とされており、例えばひと月にかかった医療費が高額になってしまった場合は、「高額療養費制度」が適用される場合があり、費用の負担を軽減できることがあります。

特に歯科診療は、日常的な治療の大半が保険診療で受けることが可能です。

 

自費診療とは

自費診療とは、患者様が受けた医療サービスの全てを負担することです。

公的に医療保険が適用されない、または適用されない部分に関しては自己負担という形で、患者様がお支払いする診療のことを自費診療といいます。

「保険診療が適用されると思ったら、自費診療だった」などとなってしまうと、医療サービスにかかる費用は保険適用と自費では大きく異なります。

そのため、医療サービスを受ける前に、保険診療が適用されるかどうか、または自費診療が必要かどうかを確認することが重要です。

しっかり、受けたい治療がどちらに適用されるのか理解しておきましょう。

歯科に適用される保険診療とは

上記で述べた通り、歯科診療は、日常的な治療の大半が保険診療で受けることができます。

  • 虫歯の治療
  • 歯周病の治療
  • 根管の治療
  • 抜歯
  • 歯の詰め物、かぶせもの
  • 入れ歯

 

根管治療とは、歯髄(しずい)と呼ばれる神経や血管などが通っている歯を支える骨のような役割を担っており、歯の内部に存在します。

その歯髄は、虫歯が原因であり、細菌が歯の内部まで入り込むと、顔が腫れたり痛みを伴います。

入れ歯は保険診療に付随しますが、自費診療でも受けることができます。

その違いは、精密に患者様のお口にあった形を作っていく自費診療か、最低限の原状回復を目的とした入れ歯を作る場合は保険診療が適応されます。

入れ歯というのは、1回で精密に型をとって作るということはできません。

噛み合わせも時間をかけて細かく調べながら入れ歯を作っていかなければなりません。

そのため、保険診療の入れ歯というのは、簡易的な入れ歯ということになり、装着後も微調整をする必要があります。

自費診療の入れ歯は、時間をかけて患者様のお口の形や噛み合わせなどを精密に検査し、作成するため、装着後の微調整というのは、保険診療と比べて、格段に少なくなります。

また、歯の詰め物にも保険診療と自費診療をお選びすることができます。

その違いというのは、詰めるものの違いにあります。

プラスチックや銀歯というのは保険診療が適応されます。

しかし、歯の用途、こだわりによっては自費診療となります。

例えば、詰め物をして黄ばんでしまうのが気になる方や、歯並びを気にされる方など、プラスチックや銀歯では補えない部分の用途を持つ詰め物をご希望される場合、自費診療が適応されます。

抜歯の場合は、ほとんどの治療が保険診療となりますが、痛みがどうしても苦手な方や、腫れを最小限に抑えたい方などは自費診療を選ぶことも可能です。

保険診療には対応していない薬剤や治療機器、治療法を使うことができるのが自費診療になります。

保険診療で受けたものの、「患者様のご要望とは違った診療となってしまった」などとならないよう、治療前にご相談させていただきますので、お気軽にお申し付けください。

自費診療となる歯科における治療とは

自費診療に適応される主な治療としては、インプラント治療やホワイトニング治療、歯の矯正治療などが当てはまります。

保険診療とは、「必要最低限の健康」を維持するためのものであります。

インプラント治療というのは、抜歯後の選択肢としてインプラント治療を選ぶと、咀嚼の機能の向上が目的となり、自費診療扱いになります。

虫歯や歯周病の治療は、保険診療で受けることができますが、虫歯や歯周病を治療するためのインプラント治療というのは保険診療では適応されないということになります。

また、ホワイトニング治療も同様で、美容目的という扱いになり、保険診療は適応されず、自費診療となります。

歯の矯正の治療も同様です。

公的医療保険が適応されるのは、病気や緊急性の高い治療に限られているため、矯正治療も保険診療の適応外となります。

しかし、「厚生労働大臣が定めた疾患」に当てはまる先天性の異常として指定された方のみ保険診療が適応されます。

また、幼少期の歯の生え変わりの際に起きる異常、永久歯がうまく出てこられないなどの永久歯萌出不全という状態に診断された場合は、保険診療として矯正治療を受けることが可能です。

患者様が自費診療に適応されるのか、保険診療として適応されるか判断が難しい場合は、お気軽に当院の歯科医師にご相談ください。

保険診療は、「最低限の健康」を目的とした治療であり、自費診療は「健康の向上」や「美容」を目的とした治療が大きな違いとなります。

まとめ

いかがでしたか?

保険診療と自費診療の違いについてご理解いただけましたでしょうか。

また、患者様が治療を受けたいとお考えになっている治療法は、どちらに当てはまるのか、お分かりいただけましたでしょうか。

保険診療は、治療費が最大で3割負担となり、自費診療は、治療費を全負担する診療になります。

保険診療は、最低限の健康を目的としているため、治療費の負担は少ない分、治療方法や治療に使われる材料などは規制が多くなってしまいます。

それに対して、自費治療は、高額な治療費をお支払いすることになってしまう分、精密な検査や患者様にあった治療法をご提供することができたり、美容を目的とした、お客様のご要望に沿った施術をすることが可能になります。

保険診療、自費診療はどちらもメリット、デメリットがあるため、どちらの治療法をお選びになられるかお悩みの方は、お気軽に当院の歯科医にご相談ください。

どちらが「正解か」ではなく、患者様の要望にお応えできる治療はどちらになるかをご提供したいと思っております。

最後まで読んでいただきありがとうございます。

 

ちゃんと歯磨きをしていますか? 歯科医院で教える正しい歯磨きのコツ

2024年11月4日

こんにちは。はやし歯科クリニックです。

ふと、どうして人は歯磨きをするのか…ということを疑問に思うことはないでしょうか。

歯磨きがあまり大事でないという認識であれば、つい今日は疲れているから歯磨きをサボってしまおうという気持ちになってしまうこともあるかもしれません。

当院では、積極的に患者様に歯磨きの指導を行っています。

歯科医院とは、ただ単に痛いから治療を受ける場所ではないのです。

あらかじめ痛くならないような対策をすることも大事です。

それが日常で行う歯磨きです。

ここで今一度歯磨きの重要性を理解していただければと思います。

なぜ歯磨きが大事なの?

歯磨きをしなければならない重要性を感じていただければ、「もっとしっかり磨こう!」という気持ちになっていただくことができるでしょう。

歯磨きをしなければならない理由は以下の通りです。

 

細菌は歯磨きしなければどんどん増殖してしまう

むし歯になって痛いから、多くのみなさんは歯科医院に行かれることでしょう。

むし歯や歯周病の原因は、目には見えない細菌にあります。

私たちの口の中で生息している細菌は、いつもしっかり丁寧に歯磨きしている方でも1000~2000億個程度生息し、全然歯磨きしない人であればその数は6000億個から1兆個ともいわれています。

一方で健康な大人の方々の便1グラムあたりの細菌数は300億~1000億程度といわれています。

驚いた方も多いと思いますが、お口の中にはどれだけ多くの細菌が生息していることでしょう。

これら細菌全部が悪害を及ぼす菌ということではなく、口腔環境を整えるため大事な役目を担っているものも多くあります。

そうは言うものの、細菌の良し悪しは横に置いておき、歯磨きをしなければお口の中でどんどん細菌を増殖させてしまうことは間違いないことです。

このような話しを聞いて、細菌を減らすのであれば、いちいち歯磨きをしなくて水で簡単にうがいをすれば洗い流せるのでは?と思う人もいるかもしれません。

しかし口の中の細菌はそんなに簡単に取り除けないのです。

 

プラークやバイオフィルム

お口の中に生息する細菌たちは、お互いに共存することがでるよう、様々なタイプの菌が集合体となりかたまり生息します。

この細菌の集合体がプラークと呼ばれ、プラークは、さらに言えばバイオフィルムという膜で保護されています。

バイオフィルムで覆われてしまっているプラークは、うがいをし洗い流す程度の力では簡単に落とすことができないのです。

もっと身近には、シンクの排水溝にできるぬめぬめした感じのものがいわばバイオフィルムです。

ささっと水洗いしただけでは、しつこいぬめりを落とすことができないことをみなさんは実体験として既に理解しているのではないでしょうか。

歯の表面に付着してしまったプラークもぬめりを落とすときと同じようにして、ブラシでゴシゴシ磨くことでやっとキレイに落とすことができます。

しっかり歯磨きをしなければどんどん増え続け、すぐに歯の表面すべてを覆いつくしてしまうことでしょう。

また、プラーク内にある細菌の中には、独特な嫌なニオイを発するものも多くあります。

特に注意しなければならないのは歯周病菌が発生させる硫黄臭です。

一般的には、卵が腐っているときのニオイに近いと言われることが多くあります。

人たちが最も気持ち悪く感じるニオイのひとつかもしれません。

口臭のトラブルは、体調や心理的ストレスなどが解消されることでなくなることもあるのですが、まずはご自身で行うことができる対策として、やはり歯磨きを最優先するべきでしょう。

どのような歯磨きをすればいい?

これまでお話ししたことで歯磨きがとても大事であると知っていただけたならば、次は歯磨きのポイントを押さえておきましょう。

歯ブラシはできるだけコンパクトなものを選ぶ

歯ブラシは、現在では百円ショップでも購入することができます。

しかし、もうちょっと歯ブラシに対しても拘りをもって欲しいです。

そんな高額な歯ブラシを要求している訳ではありませんが、歯並びは、凹凸が多いですし、小さなすき間があれば、すぐそこに細菌が好んで生息します。

ブラシ部が大きく厚みのある歯ブラシを使用している方の場合、磨き残しが多くなりがちです。

そこで歯ブラシを購入するときは、ブラシ部ができるだけコンパクトなものを選ぶといいです。

具体的に言えば、横は1センチ程度、長さは2センチあたりにおさまる歯ブラシが理想です。

また、歯の汚れをしっかり落とすには歯ブラシだけでは充分ではありません。

特に歯と歯の間などのわずかなすき間にある汚れは歯ブラシだけでなく、デンタルフロスや、歯間ブラシなどの器具を使うことがおすすめです。

毎回そのような器具を使うのが面倒であれば、せめて1日1回程度使うことを目標にするといいでしょう。

歯磨きの回数は1日3回毎食後

歯磨きは1日3回、食後に行うことが理想です。

歯磨きは、磨く回数も意識しなければならないのですが、磨くタイミングもとても大事なポイントです。

特に寝ている最中は、お口の中を洗い流す役割がある唾液の量が激減するため、細菌がもっとも繁殖しやすい状況です。

ですから1日の中でも特別、寝る前の歯磨きは念入りにおこなうよう心がけましょう。

歯ブラシにも寿命がある

高額な歯ブラシを購入して、長い間いつまでも同じものを使い続けている方々もいるかもしれません。

ですが、歯ブラシにも寿命があります。

あらかじめ歯ブラシの交換時期や目安についても知っておくといいでしょう。

毎食後、1日3回しっかり磨いている方々の場合、歯ブラシの交換のタイミングはだいたい1ヶ月です。

1ヶ月以内でも、毛先が頭部からはみ出してしまっている状態は既に交換のサインです。

そのまま同じ歯ブラシを使用し続けていることで、頑張って歯磨きをしてもむし歯や歯周病のリスクを高めることになります。

磨いているのに、なぜかむし歯になってしまう。

後々気づいても手遅れです。

また、お口の中には菌がたくさん生息しているため歯磨きをすることで歯ブラシの毛先にも菌がたくさん付着してしまうことになります。

古くなった歯ブラシには菌がうじゃうじゃ付着し、正しい保管をしていたとしても頭部は汚れたままです。

さらに、新しく購入した歯ブラシの毛先はある程度の弾力性が維持されていることでしょう。

毛先が広がって古くなったものであれば、段々と弾力性が消滅し、汚れが落とせなくなり、歯茎や歯を傷つけてしまうことになります。

なぜだか冷たいものを食べるとしみてしまうという方々は、むし歯ではなくいつまでも古い歯ブラシを使い続け、日々歯茎や歯を傷つけているせいなのかもしれません。

また、正しい使い方をしないと、歯ブラシは1か月も使えなくなるかもしれません。

 

ブラッシング圧にも注意

ブラッシング圧にも注意し歯磨きをする必要があります。

つい、ゴシゴシ力を入れて磨いてしまう方々もいるでしょう。

それでは、もつはずの毛先も1ヶ月も経たないうちに駄目になってしまいます。

また、強く磨いてしまうことで歯茎、歯も傷つけてしまい知覚過敏になる方々もいます。

ブラッシング圧が強い方は、適正なブラッシング方法をまずは当院に聞いてみましょう。

丁寧に水洗いをする

さらに、歯ブラシには、菌や汚れがたくさん付着てしまっているため、必ず水洗いも必須です。

簡単にザッと水で洗い流して終了という方も多くいますが、その程度の水洗いでは、菌や汚れ、歯磨き粉を落として切れていません。

もう少しだけ洗うことにも時間をかけてみましょう。

水で流し、指を使ってヘッドの毛先部を洗い流すようにしましょう。

水洗いした後は、自身の目で汚れが残っていないかをチェックしてください。

また、歯ブラシの毛先部に水分が残ったままの状態であれば、カビや雑菌が繁殖してしまう要因です。

歯ブラシを水洗いし、その後、必ず水気を取り、風通しのよい場所を選び、歯ブラシの頭部を上にして保管するようにしてください。

このような感じでもっと歯磨き、歯ブラシに対して拘りをもつことができれば、むし歯や歯周病のトラブルを減少させることができるでしょう。

ぜひ痛いときだけでなく、痛くないときも積極的に当院へ通って、良いお口の中の環境を保っていただきたいと思います。

歯医者で行っている予防歯科とは何か?

2024年10月28日

歯をいつも健康な状態に維持するために欠かすことができないのは、「予防歯科」です。

ある一部の人たちにとっては、予防歯科という言葉自体少し聞きなれない言葉であるのかもしれません。

しかし、歯科医院とは、歯が痛くなって通う場所というだけでなく、予防歯科である認識も大事なことです。

予防歯科のことがわからない…という方々のため今回は、記事を書きました。

歯の健康に関心があるという方々は、ぜひ一読ください。

 

歯科の予防歯科とは

歯科医院が行う「予防対策」とは、歯に問題が起こってから対処する従来の歯科治療とは違って、歯を健康に維持するために積極的に歯科医院に通って、虫歯や歯周病にかからないようにしていこうという意味合いの言葉です。

他国と比較して、まだ日本は認知度が低いため、「予防歯科のことを知らない…」という方々がいても不思議ではありません。

一方で、北欧などでは、予防歯科がすでに一般的になっています。

ですから、北欧では、高齢になっても健康な歯を保っている人たちが多いという現実があります。

日本も、いいと思ったことは他国を見習い行動していくべきでしょう。

実際問題、当医院において治療を受けると、虫歯や歯周病を治すことができます。

しかし、治療で、もとのままの健康な状態に歯を戻すことができる訳ではありません。

歯が悪くなった時に治療すればいいという意識だけでいると、だんだん歯を悪化させてしまうことになり、長期的に見て歯を失ってしまう可能性も充分あります。

歯の健康は、長寿に直結している

日本もかなり長寿国となりました。

しかし、かと言って私達が何も努力をしないで長生きすることができるのかといえば、それも違っているのではないでしょうか。

ひとりひとりが長生きをしようと思えば、それなりの努力が必要であり、健康管理が大事です。

長生きするために塩分を抑えようとか、ダイエットしようという気持ちはあるのかもしれませんが、同時にしなければならないのは、歯をいつも健康な状態に維持することです。

また、歯の健康状態は身体の健康状態とも深く関連しています。

そのあたりの自覚は、日本人の方々には少し欠けていると言ってもいいのではないでしょうか。

 

予防歯科によって歯科医院の概念が変わる?

予防歯科を理解し受けいれることで、歯科医院に対しての概念も変わっていくことでしょう。

つまり、歯科医院は、「治療でいつも痛い思いをする場所」ではなく、「歯をキレイにするための居心地のいい場所」であるという認識の変化です。

誰もがそんな気持ちをもつことで、もっともっと日本人が長く生きられる世界が作られていくことでしょう。

当医院でも、予防歯科に通うことで、患者さんひとりひとりにもっと幸せな暮らしをしていただけることを願っています。

予防歯科のメリット

予防歯科を受けるメリットは、以下にあります。

  • 虫歯や歯周病を防ぐ
  • 身体の健康状態を改善させることができる
  • 治療の負担を減少できる
  • 口臭の改善
  • お口の中に爽快感をもたらす

虫歯や歯周病を防ぐ

予防歯科を積極的に行うことで、お口の環境を良くすることができ、虫歯や、歯周病にかかりにくくすることができます。

また、定期的に歯医者に通うことによって、早期異常にもすぐに対応することができ、歯のダメージを最小限にとどめることができます。

身体の健康状態を改善させることができる

予防歯科を受けることで、お口の健康状態が良くなって、身体の健康状態改善にもつなげることができます。

歯や歯茎の健康は、私たちの生活の質や全体的な健康状態に大きな影響をもたらします。

予防歯科は、歯科治療が必要になる前に、歯の健康を維持し、さらに向上させることを目的としています。

定期的なクリーニングや歯石除去、フッ素の適用など、疾病の発症リスクを最小限に抑えることを重視します。

予防歯科を受けることで、虫歯や歯周病の疾患のリスクが低減し、それに伴って、炎症や感染の原因となる細菌の数が減少します。

また、最近の研究では、口腔の健康と心臓疾患や糖尿病、さらには認知症との関連が指摘されています。

このことからも、口腔ケアの重要性がより明確となっています。

要するに、お口の健康を維持することは、全身の健康をサポートする基盤となるのです。

予防歯科を受けることで、健康な生活を長く続けるためのサポートを受けることができます。

 

治療の負担を減少できる

歯が悪くなってから歯科医院にかかる場合、すでに状態がかなり悪化しているため、治療費も嵩んでしまうでしょうし、通院期間も長くなってしまうことでしょう。

また、一旦治ったとしても再び悪くなってから通うという意識のまま繰り返していると、次第に歯は悪化していくばかりです。

結果、新しい被せ物や、装置などにかかる治療費も嵩んでしまうことになります。

当医院でも予防歯科を重要視しています。

予防歯科で当医院に通えば、それだけ費用負担が大きくなると考える方々もいらっしゃることでしょう。

しかし、それはそうではなく、費用を最小限にとどめる手段と考えてください。

口臭の改善

口臭を嫌っているという方々がほとんどでしょう。

しかし、口臭は誰でも一定程度あるものとお考えください。

細菌を含んでいるプラーク(歯垢)の量が多いほど、口臭の強さが増していきます。

当医院でプラークを減らす予防歯科を受けることで、口臭を改善することができます。

お口の中に爽快感をもたらす

当医院においてプラークや歯石を徹底的に除去することで、すっきりと爽快気分になることができます。

舌で歯を触ってみれば、ツルツルした感じをリアルに感じることができます。

そして、予防歯科によって、プラークが付着しにくい状態を維持することができます。

予防歯科とクリーニングの違い

予防歯科とクリーニングの違いがわからないという方々もいるようなので、ここで解説します。

まず、当医院において予防歯科という大きな枠組みがあります。

そして、クリーニングは、予防歯科の中のひとつの予防処置の手段を指します。

クリーニングと言えばその言葉の通り、専用の道具を使用してプラークや、歯石、着色した汚れを落とすことを意味します。

一方で予防歯科は、歯科医院で行うケアだけでなく、自宅で行うセルフケアに取り組むことも含めています。

どちらも予防にはつながることですが、予防歯科は、より包括的な予防を目的とし、お口の健康を維持するためにとても大事です。

予防歯科では何を行う?

それぞれ人によってお口の中、生活習慣も違うため、虫歯や歯周病のリスクも違ってきます。

当医院では、まずは様々な精密検査を行って、検査結果によって患者さんごとに必要な治療、予防処置を行い、健康なお口の状態の維持を目指していきます。

あわせて、虫歯や歯周病の原因についても患者さんにわかりやすく説明します。

患者さん本人と医師の両者がしっかりとリスクを把握、改善、コントロールすることで、健康なお口がもたらされていくことでしょう。

  • 口腔内のチェック
  • 虫歯・歯周病検査
  • 唾液・噛み合わせの検査
  • 歯磨きや食生活の改善指導
  • 定期清掃

など、当医院では、様々な診療項目の中から患者さんにひとりひとりに合った項目を選択し、オーダーメイドのメンテナンスを行っています。

予防歯科で行う歯みがきの指導

当医院では予防歯科において、口腔内にあわせた歯みがきの方法を指導しています。

患者さんそれぞれが歯みがきを正しくできていないと虫歯や歯周病の原因となります。

また、歯周病治療をして、せっかく治すことができた歯周病も、再び4から8週間程度の期間で元の状態まで悪化してしまう恐れがあります。

ですから、お口の健康を維持するためには、お家で行う正しい歯みがき方法の習得が必要になってきます。

当院では、必要に応じ磨き残しの染め出しを行うこともし、効果的な指導を心がけています。

お家の中で、どのように歯と向き合えばいいか、それは最も重要視しなければならないポイントです。

予防歯科とは何か。

それは、歯科医院とお家とをつなぐ「橋」のような役目とも言っていいのかもしれません。

歯をいつも大事にする思いをそれぞれの方々が身につけることができれば、もっと日本は長寿大国になっていくことでしょう。